世界の仲間と共にぢばに伏せ込む1週間 – リポート 第12回「インターナショナルひのきしん隊 」
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12の国や地域から計268人が参加
天理時報7月29日号既報の通り、青年会本部は7月18日から24日にかけて、第12回「インターナショナルひのきしん隊」を実施した。教祖140年祭が勤められた今年は、アメリカ、ハワイ、ブラジル、韓国、台湾、イギリス、フランス、イタリア、タイ、ラオス、アルゼンチン、コロンビアの12の国や地域から青年会員が参集。期間中、「通常入隊」180人、1日だけの入隊を受け入れる「一日入隊」15人、女性や子供も入隊できる「家族入隊」73人の計268人が、おぢばで伏せ込みの汗を流した。ここでは、世界各地から帰り集った青年会員たちの様子をリポートする。
初日の7月18日、午前に入隊式とお願いづとめを終えた隊員たちは、午後から中山大亮青年会長のあいさつに耳を傾けた後、グループワークの時間を持った。その中で、世界各地の隊員たちと、信仰や青年会活動について熱心に語り合っていたのは、イギリスのトーマス・パターソンさん(29歳・士別分教会ロンドン櫻井布教所ようぼく)。「世界中の天理教の仲間と再会し、一緒にひのきしんがしたい」との思いを胸に、3回目の入隊を決めた。
入隊前、おぢばから遠く離れた英国で多忙な日々を送るなか、神様への意識が薄れていると感じていた。
「イギリスにはようぼくが少なく、信仰について語り合う機会は限られる。でも、おぢばに帰れば同じ道を歩む仲間と信仰について思う存分語り合えるのでうれしい」
中山青年会長のあいさつを受け、期間中、青年会の基本方針を意識して積極的におさづけを取り次ぐことを心がけた。その中で「信仰への熱が高まってきた」と実感したという。
ひのきしん中、額の汗を拭いながら充実した表情を見せるパターソンさん。帰国後、ロンドン地区青年会の委員長を務める予定だ。
「おぢばは、自らの心を見つめ直すことができる大切な場所。今回のひのきしん隊を通じて、国によって布教や活動の方法は異なる中で、それぞれの青年会が工夫を重ねながら教えを伝えようと努力している姿に大きな刺激を受けた。帰国後は、このかけがえのない経験を胸に、ヨーロッパでお道の仲間が一人でも増えるよう青年会活動を盛り上げていきたい」と、力強く抱負を語った。
ようぼくの仲間入り 猛暑の中も勇んで
7月19日、真夏の太陽が照りつけるなか、ブラジルの隊員たちが本部境内地で除草作業に汗を流す。なかでも、率先して体を動かすのは、エドゥアルド・ダ・シルヴァさん(23歳・バンディランテス教会ようぼく)。今回、初めておぢばに帰り、入隊直前の16日にようぼくの仲間入りを果たしたばかりだ。
信仰初代のシルヴァさんがお道を知ったのは7歳のころ。教会が運営するサッカー教室に入ったことがきっかけだった。その後、15歳のときに初めて伝道庁に参拝した際に「大勢の信者さんが勤めるおつとめの様子を見て感動した」。以後、伝道庁の学生会などの行事に積極的に参加してきたという。
一昨年、父の出直しや自らの事情など、さまざまなつらい出来事が重なった。そうした中も、教会に心をつなぐ日々を送っていると、昨年3月、ある信者さんから思いもよらない申し出があった。
「別席を運んでおさづけの理を拝戴し、『インターナショナルひのきしん隊』にも入隊するなら、日本へのチケット代を出してあげる」と言われたのだ。突然の話に最初は戸惑ったが、「おぢばで伏せ込ませていただきたいと思い、チケット代を頂いた」。
そして今年7月初旬、シルヴァさんは初めておぢば帰りを果たした。すぐに別席を運び始め、16日におさづけの理を拝戴した際には、喜びのあまり涙が止まらなかったという。「インターナショナルひのきしん隊」が始まってからは、猛暑の中も勇んで作業に取り組み、おぢばでひのきしんができる喜びを存分に味わった。
「ブラジルでひのきしんをする際は、どこかでやらなければならないという感覚があったが、おぢばでは心から喜んでさせていただくことができた。ひのきしんの教えの意味を初めて理解できたように思う。教会に戻ってからは、この経験を次の世代に伝え、子供たちがおぢば帰りできるようにサポートしたい」と笑顔で話した。
「息子にも同じ経験をさせたい」と
7月21日、奈良県御杖村の蛇谷山では、韓国の隊員たちがスコップやつるはしを使って敷地内の整備を行った。
ひのきしん後、冷たい沢の水に足を浸して疲れを癒やす親子の姿があった。シム・ジェギュさん(44歳・中津大教会ようぼく)は、今回が初参加となる息子・ヒョンジュンさん(16歳)と共に親子で参加した。
ジェギュさんがお道と深くつながるようになったのは10年前、教会長を務める義兄に勧められて参加した第9回「インターナショナルひのきしん隊」がきっかけだった。
「お互いを思いやることができる仲間が、世界中にこれほどいるのかと驚いた」
以後、素直に教えを求めるなか、3回目の入隊となる今回は「息子にも同じ経験をさせたい」と、親子での参加を決めた。
今回、おぢばで初参加時に出会った仲間と再会を果たし、共にひのきしんに励む中で心が少しずつ軽くなっていくのを感じた。近ごろ、仕事の忙しさからストレスを感じていたが、「仲間の姿を見ると、自分も頑張らなければという気持ちになった」。
一方、ヒョンジュンさんは、同世代の隊員たちと共に笑顔でひのきしんに励んでいた。
ジェギュさんは「息子は一生懸命に頑張っていたし、何より楽しそうにひのきしんをしていた。その姿がとてもうれしかった。韓国に戻ってからも、仲間と過ごした時間を心の支えに、息子と共に心を澄ますことを意識して通りたい」と話した。
心を成人させてくださる場所
7月22日、隊期が半分を過ぎて隊員たちの仲も深まっていくなか、天理市内の岩室倉庫で抜群のチームワークを発揮してパイプいすの整備作業を進めていたのは、ハワイの隊員たち。その中心で隊員たちにこまめに声をかけていたのは、中尾シドニー・ハワイ青年会委員長(36歳・本部直属網島分教会ネットハワイ布教所ようぼく)だ。
中尾さんが委員長に就いたのは昨年5月。以来、「インターナショナルひのきしん隊」に向け、伝道庁の月次祭で参加を呼びかけたほか、青年会員が多く所属する管内の教会に足を運び、教会長に声かけへの協力をお願いして回った。その結果、ハワイ青年会から通常入隊に19人、家族入隊に23人が参加した。
これまで2回の入隊経験がある中尾さんだが、委員長としての入隊は初めて。「十分に準備して臨んだつもりだったが、最初はなかなか班がまとまらず、ひのきしん現場でも隊員同士が協力して作業することができていなかった。委員長として隊員たちへの気配りが足りていなかったからだと反省した」と振り返る。
隊期の後半に向け、心を入れ替えた中尾さんは、隊員たちが楽しく勇んでひのきしんができているかを常に意識するように。その中で次第にチームワークが生まれ、現場でもスムーズに作業できるようになっていった。
岩室倉庫でのひのきしんを終え、第100母屋へ帰隊したハワイの隊員たちは一様に晴れやかな表情を見せる。
中尾さんは「隊期の後半は、とても良い雰囲気の中で隊員たち全員が陽気に楽しんでいて、そのことが言葉にできないくらいうれしかった。おぢばは自らの心を成人させてくださる場所だと、あらためて感じる。今回の経験を、ハワイに戻った後も青年会活動のうえに生かしていきたい」と熱く語った。
「インターナショナルひのきしん隊」の様子をご覧いただけます










