快音響かせ甲子園へ – 天理高校野球部
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天理高校野球部は7月27日、奈良県橿原市のさとやくスタジアムで行われた「全国高校野球選手権奈良大会」決勝戦で、今春の「選抜高校野球大会」準優勝の智辯学園高校を破った奈良大学附属高校に8‐0で勝利し、2年連続31回目の甲子園出場を手にした。
「守り勝つ野球」をテーマに戦う同部。その要となる投手陣は、昨秋から球速を上げたストレートや縦横のスライダーなどを巧みに操るエース・長尾亮大投手(3年)を中心に、昨年の「春季近畿地区高校野球大会」奈良県予選でノーヒットノーランを達成した橋本桜佑投手(同)、左腕の新井幾大投手(同)が脇を固める。
今年の「春季近畿地区高校野球大会」奈良県予選では、準々決勝で智辯学園高校と対戦。相手投手陣の乱れを見逃さず、9‐2で七回コールド勝ちし、勢いに乗ると、決勝でも21‐2と快音を響かせて優勝を手にした。
続く近畿地区大会では初戦、京都外大西高校と対戦。先発の長尾投手が五回まで2安打無四球無失点で抑えると、八回裏には5得点の猛攻を見せ、コールド勝ちを収めた。しかし、続く準決勝で報徳学園高校(兵庫)にコールド負けを喫した。
相手エースを打ち崩し
7月11日、夏の甲子園出場を懸けた奈良大会が開幕。選手たち自身が「なかなかチーム力が上がらなかった」と分析するなか、この夏を「心の戦い」と捉え、「心を強く持とう」と意識を高めてトーナメントに臨んだ。
初戦の橿原高校戦を3投手の継投で勝利し、幸先の良いスタートを切ると、続く大和広陵高校戦は、中盤まで0‐1とリードを許しながらも、七回に田畑龍二選手(同)と金本相有主将(同)の連続タイムリーヒットで逆転に成功。続く八回に一挙5得点の猛打で勝利をつかんだ。
その後、準々決勝を五回コールド、準決勝を七回コールドで勝ち上がり、奈良大学附属高校との決勝に進んだ。
相手のエース・プロ注目右腕の新城楓雅投手(同)を、いかに天理打線が打ち崩すかが勝負のポイントに挙げられたこの試合。初回、立ち上がりを攻めた天理高校は、ツーアウト二塁の場面で金本主将と関村偉千陽選手(2年)の連続ツーベースヒットで2点を先取した。
この後、長尾投手と落ち着きを取り戻した新城投手の両エースが投げ合う展開となり、スコアボードには0が並んでいく。六回表、ノーアウト二、三塁のチャンスで関村選手が3ランホームランを放ちリードを広げると、続く七回にも得点を重ね、8‐0の大差をつける。
投げては長尾投手が5安打完封。2年連続の甲子園出場を決めた。
藤原忠理監督(60歳)は「点差以上に苦しい試合だった。そのなか、選手はもちろん、ベンチやスタンドの応援と心を一つにして戦い、勝つことができた。特に長尾投手は『守り勝つ』というコンセプトでとても大切な、試合をつくるという役割をしっかり果たしてくれた」と話した。
金本主将は「最後は気持ちが結果を決めるんだという『強い気持ち』を持ってトーナメントを戦い、優勝をつかむことができた。昨年の甲子園は1回戦で負けてしまったので、まずは初戦に勝ち、そのうえで目標である日本一を目指したい」と気合を入れる。
なお、「全国高校野球選手権大会」は8月5日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる。
(7月29日記)











