北陸3県へ各教区隊が出動 – 災救隊 続報
2026・9/16号を見る
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既報の通り、「令和8年熊本地震」により甚大な被害に見舞われた熊本県では、災害救援ひのきしん隊(=災救隊、冨松基成本部長)本部隊が救援活動を継続中。8月28日から、第6、7、8次隊が八代市などへ順次出動した。一方、8月26日から27日にかけて石川、富山の両県で、29日から30日にかけて福井県で記録的な豪雨が発生。多数の住宅が水害に見舞われるなか、石川、富山、福井の3教区隊が、各市の社会福祉協議会(=社協)から要請を受け、土砂や災害廃棄物の搬出などに力を尽くした。
本部隊 救援活動継続中
令和8年熊本地震
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」から1カ月半が経過した。最大震度7を観測した熊本県内では、復旧に向けた活動が加速するなか、ボランティアセンターに寄せられる家財道具搬出などのニーズが日に日に増えているという。
災救隊本部隊は8月6日から21日にかけて、5次にわたり出動。続いて28日から31日にかけて、本部隊をはじめ熊本、島根、岡山の各教区隊から成る第6次隊の延べ195人が出動し、八代市や御船町でブロック塀の解体、災害廃棄物の運搬、給水活動を展開した。
また、8月31日から9月3日にかけて出動した第7次隊(本部隊をはじめ、熊本、鳥取、兵庫の3教区隊)では、延べ133人の隊員が八代市などで給水活動やブロック塀の解体に力を尽くした。
第8次隊(9月3日~6日)は、本部隊のほか、熊本、福岡、大分の各教区隊延べ172人が八代市へ。飲料水約1トンを給水したほか、民家35軒のブロック塀の解体と搬出、3トンダンプ29台分の災害廃棄物運搬などに従事した。
なお本部隊をはじめ、熊本、大阪、高知の3教区隊から成る第9次隊が、9月6日から9日にかけて八代市や宇土市へ出動したのち、引き続き第10次隊が駆けつけ、八代市などで復旧活動を継続していく予定だ。
(9月9日記)
床上浸水被害の民家へ
石川教区隊
石川県では8月26日から27日の未明にかけて記録的な豪雨に見舞われた。1時間に82ミリの観測史上1位の雨量を観測した羽咋市では、市内を流れる五つの河川が氾濫し、床上浸水などの被害が相次いだ。
こうしたなか、石川教区隊(安田知和隊長)は28日、安田隊長(49歳・尾山分教会長)が中谷規雄・能登支部長(68歳・能羽分教会長)らと共に現地を視察し、羽咋市の社協と被害状況を共有。その場で社協から出動要請を受けた石川教区隊は、9月5日から6日にかけて特に被害の大きかった同市へ出動することを決定した。
隊員たちは初日、同市災害ボランティアセンターと連携し、床上浸水の被害に見舞われた同市菱分町の民家へ。水を吸って重たくなった畳や、泥だらけになった家財道具を屋外へ搬出し、2トンダンプなどで集積場まで運んだ。
2日目も同市内で、災害廃棄物の搬出・運搬および側溝に溜まった汚泥の搬出作業に従事。3日間で延べ48人が復旧活動に力を尽くした。
安田隊長は「一昨年の『令和6年能登半島地震』の救援活動で培われた経験や天理教への信頼が、今回の出動につながった。これからも行政と連携し、求められるニーズにでき得る限り丁寧に応えていきたい」と話した。
なお石川教区隊は、同市社協から引き続き出動要請を受け、9月11日から13日にかけて第2次隊が出動する予定だ。
被災者に心通わせて
富山教区隊
北陸地方で8月27日未明に発生した豪雨により甚大な被害に見舞われた富山県。なかでも、観測史上1位の雨量を観測した氷見市では「レベル5大雨特別警報」が発表され、土砂災害や浸水被害が発生した。
これを受け、同市の災害ボランティアセンターから要請を受けた富山教区隊(小谷吉信隊長)は9月5日、市内の被災現場へ出動した。
当日午前、浸水被害に見舞われた同市大野の市営住宅に到着した15人の隊員たちは、一般の災害ボランティア団体などと共に、災害廃棄物の搬出作業を開始。20軒の現場で、泥だらけの畳や使えなくなった家財道具を屋外へ運び出し、集積場まで搬出した。
小谷隊長(50歳・神通分教会長)は「被災された方に寄り添い、心を通わせることを意識して作業をさせていただいた。被災地の復旧・復興に少しでも役に立てるよう、今後も状況に応じて支援活動を展開していく」と語った。
家財道具の運搬に力尽くし
福井教区隊
福井県では、8月29日から30日にかけて嶺北地域を中心に記録的な大雨となり、福井市など6市町に「レベル5大雨特別警報」が発表された。なかでも坂井市では、市街地を流れる田島川が氾濫し、県内で最も多い366棟の住宅が浸水被害に遭った。
こうしたなか、福井教区隊(吉長忠司隊長)は9月5、6の両日、同市へ出動。延べ28人が救援活動に努めた。
5日午前、田島川周辺でごみの回収に当たったほか、午後からは被災家屋の前に積み上げられた家財道具などを集積場へ。2日間で3トンダンプ7台、軽トラック21台分の災害廃棄物を運搬した(同右)。
吉長隊長(69歳・米松分教会長)は「大きな災害が初めての自治体だったが、社協の方が『天理教は信用できるから』と単独作業を任せていただいた。これからも、地域社会での信頼関係の構築に努めたい」と話している。










