豪雨被害の4県で教区隊が救援活動 – 災救隊 続報
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既報の通り、「令和8年熊本地震」により甚大な被害に見舞われた熊本県では、災害救援ひのきしん隊(=災救隊、冨松基成本部長)本部隊が八代市などで救援活動を継続している。一方、8月中旬から下旬にかけて関東や北陸地方で、9月2日から3日にかけて東北北部で豪雨被害が相次いで発生。多数の住宅が水害に見舞われるなか、千葉、石川、富山の3教区隊の第2次隊と、青森教区隊の第1次隊が、各市町の社会福祉協議会(=社協)などから要請を受け、土砂の搬出などに力を尽くした。(9月16日記)
応援要請を受けて 千葉教区隊
8月13日から14日未明にかけて千葉県内で「線状降水帯」が発生し、千葉市中央区などで観測史上1位の記録的豪雨を観測。「レベル5大雨特別警報」が複数の市町村に発表されるなか、土砂崩れや河川の氾濫が相次ぎ、4000棟を超える住宅が床上・床下浸水するなど甚大な災害に見舞われた。
この「令和8年8月千葉豪雨」を受け、災救隊千葉教区隊(峯﨑淳一隊長)の第1次隊が15日から18日にかけて、続いて本部隊が29日から31日にかけて出動し、復旧作業に従事した。
こうしたなか、平時から千葉教区隊と密接に連携し、このたびの豪雨でも被災現場の復旧活動に当たっている災害中間支援組織から応援要請を受け、千葉教区隊第2次隊の隊員7人が9月14日、千葉市へ出動。床下浸水に見舞われた民家から畳を搬出するとともに、床板を剥がし、床下に堆積していた泥を一輪車などを用いて屋外へ運び出した。
峯﨑隊長(60歳・小金分教会長)は「被災した住人に大変喜んでいただいた。土砂の撤去には、まだまだマンパワーが必要な状況だ。今後もニーズに応えた救援活動を続けていく」と話す。
なお千葉教区隊は、同市社協から要請を受け、9月18日から19日にかけて第3次隊が出動する予定だ。
県知事が現場を訪問 石川教区隊
石川県では、8月26日から27日の未明にかけて記録的な豪雨となった。1時間に82ミリの観測史上1位の雨量を観測した羽咋市では、市内を流れる五つの河川が氾濫し、床上浸水などの被害が相次いだ。
こうしたなか、石川教区隊(安田知和隊長)は、同市社協から要請を受け、9月5日から6日にかけて特に被害の大きかった同市へ。引き続き11日から13日にかけて第2次隊が出動した。
隊員たちは床上浸水の被害に見舞われた同市菱分町の現場で、災害廃棄物や側溝に溜まった汚泥の搬出・運搬作業に従事。3日間で延べ59人が復旧活動に力を尽くした。
活動最終日の13日には、山野之義・石川県知事が石川教区隊の作業現場を訪問。救援作業にも加わり、隊員たちと共に泥出しに汗を流した。
安田隊長(49歳・尾山分教会長)は「被災された方をはじめ、社協や地域の方からも感謝の言葉を頂き、勇んで作業に取り組ませていただいた。活動はひと区切りとなるが、今後も社協や関連団体と連携して、被災者に寄り添った救援活動に努めたい」と述べた。
一日も早い復旧に向け 富山教区隊
北陸地方で8月27日未明に発生した豪雨に伴い、富山県は甚大な被害に見舞われた。
これを受け、富山教区隊(小谷吉信隊長)は9月5日、特に被害の大きかった氷見市へ出動。引き続き同市災害ボランティアセンターから要請を受け、第2次隊が13日、市内の被災現場へ駆けつけた。
浸水被害に遭った同市大野の市営住宅に到着した11人の隊員たちは、泥だらけになった家財道具や災害廃棄物を屋外へ運び出し、軽トラックや2㌧ダンプをフル稼働して集積場まで運搬した。
小谷隊長(50歳・神通分教会長)は「今後も継続した支援が必要だと感じる。被災された方々の一日も早い復旧に向け、今後も継続して支援活動を展開していきたい」と語った。
なお富山教区隊は、同市社協から要請を受け、9月22日に第3次隊が出動する予定だ。
泥が堆積した民家へ 青森教区隊
9月2日から3日にかけて記録的な大雨が降り続いた青森県。2日早朝には「線状降水帯」が発生し、県西部の鰺ヶ沢町では一日の降水量が246ミリとなる観測史上1位の雨量を観測した。
こうしたなか、青森教区隊(田中元直隊長)は12日、同町社協から要請を受け、同町館前地区にある、泥が大量に堆積した民家に出動した。
隊員10人は、救援活動に当たるNPO法人と共に、屋内に流れ込んだ泥を撤去。また、民家の裏山に溜まった雨水が敷地内に流れ込んでいたため、土嚢を積んで水の流れを変える作業にも当たった。
田中隊長(43歳・五所川原分教会長後継者)は「災害現場では、被災者や社協の方が精神的に余裕をなくしていることも少なくないので、『させていただく』という、ひのきしんの態度を心がけている。今後も出動の機会があれば全力を尽くしたい」と話している。










