災害を災害で終わらせない努力
筆者の住む熊本県はこの夏、再び震度7の地震を経験しました。10年前、私は高校のPTA会長を務め、役員や生徒と避難所で計9回の炊き出しを行いました。今回は、その時の役員OBと現役役員が集い、避難所で炊き出しのボランティアをさせていただきました。自然と10年前の思い出話に花が咲き、支援の心をバトンタッチする貴重な機会ともなりました。
被災地は悲劇の現場です。当たり前の日常が一瞬にして、不自由と忍耐を強いられる理不尽な生活に取って代わります。復興を考える余裕もなく、不安の中で、目の前の現実をどう乗り切るかが思考のすべてを覆い尽くします。
そんな中、我を忘れて真心を捧げ合うボランティアの姿が、暗闇を照らす一筋の光を放ちます。今回も、被災地のあちこちでその姿を目にしました。
災害を災害で終わらせない努力。そこから学び、教訓を後世へ伝える知恵。その一つ一つが、いつか必ず減災につながると信じています。
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