船頭として、経営者として保津川下りとともに歩んだ30年 豊田知八さん – ヒューマンてんり人
京都府亀岡市の乗船場から嵐山まで、約16キロの渓流を人の手だけで下る保津川下り。その舳先に立つベテラン船頭であり、船頭を束ねる組合の経営者でもある。
30歳を前に新聞記者から船頭へ転職。厳しい修行に耐えて一人前の先頭となり、やがて組合の理事として経営手腕を発揮するも、コロナ禍を迎え、さらに2023年には転覆による船頭の死亡事故が。
この危機を乗り越えられたのは、信仰のおかげだという。全てを自分の責任として受けとめ、会見では記者の手が挙がらなくなるまで質問を受け続けた。けがをした乗客のもとへ何度も通い、全員の許しを得るまで船は動かさなかった。
そして、そこから奇跡のV字回復を果たし、現在、保津川には世界中から旅行者が押し寄せている。
「先のことは分からない。けれども、きっと道はある。自分の思い通りにならなかったとしても、違う何かが得られるはず。すべては導かれているがゆえのこと。だから事故以来、お願い事は一つだけです。『神様、きょうも導いてください』」
豊田知八さんを紹介した『すきっと』43号の記事をご覧いただけます。
https://doyusha.jp/jiho-plus/pdf/skitto43_hozugawa.pdf



