長年、天理教校附属高校マーチングバンド部(当時)のバトントワーリングおよびカラーガードを指導してきた戸田里美さん(西岡崎分教会長・愛知県岡崎市)が、先ごろ一般社団法人日本バトン協会理事長に就任した。
8歳のとき、愛知教区西三河支部鼓笛隊(当時)でバトンを始めた戸田さん。中学卒業後は東京のバトン教室へ通い、技術の向上に努めた。
その後、少年会本部バトンコース主任講師を15年間務めたほか、18年にわたって同部の指導に当たった。「日本バトン協会」の前身団体である「日本マーチングバンド・バトントワリング連盟」の理事として、国内のバトンの普及振興に寄与した功績が認められ、今年6月、理事長に就任。現在、全国高等学校総合文化祭の講評員や世界バトン連合日本代表役員を務めている。
戸田さんは「日本のバトン技術は世界トップクラスを誇る一方で、近年の競技人口は減少しつつある。今後、バトンが子供から高齢者まで楽しめる生涯スポーツとして認知されるよう、“Let’s enjoy baton”を合言葉に一層の普及に努めるとともに、バトントワーリングのオリンピック種目化を目指していきたい」と話している。