第1回「教会月次祭」- ようぼくデイズ
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第18期読者モニターアンケート企画
親里や各地域における信仰実践や活動・行事などの意義や魅力について、読者モニターが自らの体験をもとにエピソードを語る新コーナー「YOBOKU DAYS」。第1回のテーマは「教会月次祭」。ようぼくにとって、教会の月次祭は、日ごろ頂く親神様のご守護に感謝して、心一つにおつとめを勤め、世界一れつの治まりを願う機会であることはもとより、お互いに勇ませ合って次のひと月の歩みを誓う場でもあり、成人の歩みを進めるうえで欠かすことはできない。そこで今回は「教会月次祭」にまつわるエピソードを読者モニターに寄せてもらった。
教友同士で勇ませ合える場
松村 純さん
50歳・博門分教会長・福岡県北九州市
月次祭は、おつとめを勤める大切な機会であるのはもちろんだが、教友同士がお互いに勇ませ合う場でもあると感じる。
私どもの教会では、月次祭前日に5、6人の信者さんが準備に来てくださる。準備を終えると、お茶を飲みながら互いの近況を報告したり、時には困り事を相談したりする。この時間が、信者さんたちにとって貴重な信仰談議の場になっているようだ。
80代のある女性信者さんは、この信仰談議をきっかけに、新たに琴の練習を始めた。皆に教えてもらいながら、数年かけて月次祭での奉仕ができるまでに。いまでは、後半下りの琴を勤めてくださっている。その姿に刺激を受け、苦手な鳴物に取り組む信者さんも出てきた。
成人の歩みを進めるうえで、月次祭の参拝は何より大切な機会だと実感している。
信仰生活のヒントを頂いて
小長谷啓太さん
47歳・華越一分教会ようぼく・名古屋市
月次祭は、日ごろの心づかいをリセットすることができる貴重な機会だ。
毎朝のおつとめで自らの心の使い方を省みてはいるものの、仕事や生活に追われる中で身勝手な心づかいをしてしまうことが少なくない。そんなとき教会月次祭に参拝すると、心身ともにリフレッシュできる。
なかでも神殿講話では、日常生活の中で教えの素晴らしさを感じた経験や、信仰を胸に仕事に取り組むうえでの考え方などを聞くことができ、とても参考になる。おつとめを勤めることはもちろんだが、教えを生活に生かすヒントが頂ける月次祭は、かけがえのない時間だ。
所属教会では、教祖140年祭に向けて「月次祭に集まろう」という活動方針を掲げている。できる限り参拝させていただき、心の成人に努めたい。
おつとめの音色に引き寄せられ
髙橋ひろみさん
54歳・船三咲分教会教人・天理市
上級教会の月次祭に参拝したときのこと。おつとめの最中にふと振り返ると、二人の男性が教会の玄関先に立っているのが目に留まりました。よく見ると外国の方で、じっとこちらを見ています。私が室内に入るよう手招きをすると、少し戸惑いながら神殿に入ってきて椅子に腰かけたのです。
二人は、そのまま月次祭を最後まで参拝。祭典後、スマートフォンの翻訳アプリを使って話を聞いたところ、メキシコから観光で来日し、街を歩いていたところ、どこからともなくにぎやかな音色が聞こえたので寄ってみたとのこと。皆がおつとめ衣を着け、音色に合わせて踊る姿に「ファンタスティック!」と感動の声を上げていました。
おつとめには、天理教を知らない外国人をも引き寄せる力があると知り、その素晴らしさをあらためて実感しました。
“勇みの種”というお土産
川田真紀子さん
49歳・玉島ロスアンゼルス出張所長夫人・アメリカ
おぢばから遠く離れて暮らす私にとって、アメリカ伝道庁の月次祭は、日常生活でなかなか顔を合わせる機会が少ない教友たちと再会し、お互いに励まし合い勇ませ合える、有り難い日になっています。
先日の祭典日の朝、たまたま話をしていたご婦人から「少し体調が悪い」とお聞きしました。普段はなかなかおさづけの取り次ぎを申し出ることができないのですが、そのときは不思議とスッと言葉が出て、お取り次ぎをさせていただきました。
その日の月次祭は、いつも以上に勇んだ気持ちで勤めさせていただきました。この出来事を通じて、月次祭は誰かのたすかりを願っておつとめを勤めるだけでなく、ようぼくとして教祖に背中を押していただける日でもあると感じました。
親神様、教祖、祖霊様から、心に“勇みの種”という喜びのお土産を頂ける 。そんな喜びいっぱいの一日が月次祭なのです。
人生に欠かせない“喜びの源”
古川真由美さん
55歳・大野分教会ようぼく・鹿児島県霧島市
コロナ下の折、行動範囲が天理市内の自宅と職場、本部神殿への行き帰りに限られ、顔を合わせる人も職場の関係者のみという毎日を送っていました。そんな日々の唯一の楽しみが、教会の月次祭。毎月、無事に参拝できることが何よりうれしかったと印象深く覚えています。
その後、地元・鹿児島に引っ越してからは、車で1時間ほどの教会の月次祭に参拝しています。
そんななか、兄の身上が判明。年祭活動2年目に入り、おぢばや所属教会の御用ができないかと考える中で見せられた節をきっかけに、滋賀にある所属教会の月次祭参拝を心に定めました。すると兄は、大難を小難にお連れ通りいただくという有り難いご守護をお見せいただきました。
私にとって、教会の月次祭参拝は“喜びの源”であり、生きるうえで欠かすことのできないものです。これからも、しっかりと教会に心をつないでいきたいと思います。
わが師を仰いで
優しい声かけのおかげで
田岡利依
46歳・東三分教会ようぼく・天理市
いまは亡き所属教会の会長さんは、口数は多くありませんでしたが、とにかく優しい人でした。
最も心に残っているのは、小学校低学年のとき大教会で開催された少年会総会での出来事です。初めてちゃんぽんの役割を務めることになったのですが、上手に打てず半泣きになりながら練習していると、会長さんは「みんな同じやから心配いらん」と優しく声をかけてくださったのです。そのおかげで、無事に鳴物を勤め終えることができました。
いまでは、おつとめの鳴物の音を聞くたびに会長さんのことを思い出し、「おいちゃん(会長さん)のおかげでいまがある。やれ、おおきによ」と心に感謝の気持ちが湧いてきます。
みんなのイチオシ
4月3日号から5月8日号までの紙面の中から、読者の関心が高かった“イチオシ記事”について、寄せられた感想を紹介する。
被災地ドキュメント 能登で奮闘する布教師のいま
「この節を共に乗り越えたい」 角居勝彦さん
(4月10日号4・5面)
・角居さんの人柄やホースセラピーという活動の素晴らしさを感じるとともに、自分にできる教えの実践について思案するようになりました。(30代女性)
・私も人生のつらい時期を動物に救われた経験があります。被災地の復興を願うとともに、ホースセラピーで被災者の心が癒やされるよう祈っています。(50代女性)
・自らも被災されながら、復興の一助にとホースセラピーによるおたすけに取り組んでいる角居さんの姿に感銘を受けた。(60代男性)