つらい出来事は 神様からの宿題
「冬来りなば春遠からじ」 日本の古い格言かと思ったら、西洋の詩の一節でした。冬が来たら……、「寒いよね」「つらいよね」と続きそうですが、「春は遠くないよね」とつながる。一種の反転が見事です。 つらい出・・・
「冬来りなば春遠からじ」 日本の古い格言かと思ったら、西洋の詩の一節でした。冬が来たら……、「寒いよね」「つらいよね」と続きそうですが、「春は遠くないよね」とつながる。一種の反転が見事です。 つらい出・・・
濱 孝(天理教信道分教会長夫人)1972年生まれ 毎日陽気に暮らしていても、いたたまれない気持ちに押しつぶされそうになるときが、たまにある。 私は涙が出ない。一粒でいい、たった一粒でいいから、私の目か・・・
水を飲めば水の味がする。親神様が結構にお与え下されてある。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』第三章「みちすがら」 これは教祖が、人をたすけるために財産を施し尽くされ、極貧の暮らしを送るなかで諭されたお言葉で・・・
学生時代から機械工学が得意で、大学院を修了後、大手重工メーカーに入社した。 結婚を機に天理教に入信。33歳のとき急性小脳炎を発症し、一時は歩行困難になったが、義兄である教会長の懸命なおたすけにより完全・・・
教誨師とは、刑務所や少年院などの矯正施設へ定期的に出向き、受刑者の徳性を養ったり、宗教心を培ったりする宗教家のこと。 自らの信仰信念に基づく講話や、被収容者の願い出に応じて個人面談を行うなど、民間ボラ・・・
やさしい心になりなされや。人を救けなされや。癖、性分を取りなされや。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一二三「人がめどか」 これは教祖が、入信後間もない人に諭されたお言葉です。癖は誰にでもあり、悪い癖を直す・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 年末に誕生日を迎え、40代最後の1年が始まりました。「人生百年時代」の折り返しを意識してしまいます。 一瞬を大切に 「今この瞬・・・
新しい年を迎えました。日本では「明けましておめでとう」、英語圏では「ハッピーニューイヤー」と言葉を交わします。新たな年に祝意と幸せへの願いを込める習慣は、洋の東西を問わないようです。 いつもと同じよう・・・
お正月は故郷へ帰り、親と一緒に新しい年を迎える人も多いことでしょう。 奈良県天理市にある「ぢば」は、神様が最初に人間を宿し込まれた地点であり、すべての人間の故郷です。ここでは、親なる神様を慕って帰って・・・
花が咲くで実が出来るのやで。花が咲かずに実のなるものは、一つもありゃせんで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一五八「月のものはな、花やで」 かつて日本には、女性の月経を穢れとする観念がありました。そんな時・・・
川村 優理(エッセイスト・俳人)1958年生まれ 知らない土地を歩く 地図を見ながら歩くことが、どうも苦手です。 初めて訪れた場所や慣れない土地で、スマホの地図を見ながら歩いていても、目的地にたどり着・・・
気候変動のせいでしょうか。最近は夏と冬が長くなり、春秋があっという間に終わる気がします。体調管理の難しさに心悩ます人も多いことでしょう。 これから多くの虫たちは冬ごもりをし、木々は葉を落として裸木とな・・・