天理時報オンライン

新しい一歩を踏み出す人に

2024年4月

「春はあけぼの」。平安時代の女流作家・清少納言は、春の最も趣深い刻として夜明けを挙げました。新しい一日に、どんなことが起こるか、どんな人と出会うか。そういうときめきは、まさしく新しいものが芽吹く春とよ・・・

生きる美しさをその身に湛えて

2024年3月

暖冬のせいか、今年は例年に比べて桜の蕾が早く膨らんでいる気がします。もうすぐ列島に線を描くように、一斉に北に向かって咲き進みます。 日中も咲いているのに、わざわざ夜にも観賞する花といえば、桜くらいしか・・・

冬の寒さが春の花を咲かせる元となる

2024年2月

筆者の住む温暖な地方でも、一年で最も寒い時季を迎えています。しかし、ふと庭先の梅に目をやると、もう花芽が膨らんでいました。体感する温度はさほど変わらないように思えますが、梅は確かに暖かさを感じているよ・・・

人の心を温めるのも冷ますのも言葉一つ

2024年1月

温もりが恋しい季節になりました。ふと入ったコンビニではホットドリンクが目につく所に置かれ、肉まんやおでんのコーナーには人が並んでいました。外に出て、マフラーで顔の半分を覆いながら歩きます。呼気のほどよ・・・