早咲きの桜を仰ぎ見て 皆、神の子であると意識すれば – 逸話の季
春が来ました。東の空が明るくなると、楽しげな鳥のさえずりが山里に響きます。厳冬の冷たい空気や照りつける夏の太陽は、いまここに生きている実感を与えてくれます。 しかし、それら以上に、暖かい春の日差しは、・・・
春が来ました。東の空が明るくなると、楽しげな鳥のさえずりが山里に響きます。厳冬の冷たい空気や照りつける夏の太陽は、いまここに生きている実感を与えてくれます。 しかし、それら以上に、暖かい春の日差しは、・・・
2月になりました。今シーズンは暖冬だと思っていたのに、ここに来て、厳しい寒さや大雪が続いています。 しかし、厳寒の中にも春の兆しは見られます。雪をはらった木の枝の先には、もう新芽が膨らみかけていました・・・
11月は「霜月」と呼ばれます。本来は旧暦11月の異称ですが、陽暦でも霜月と呼称するようになりました。 この月は、冬に向かう季節の変わり目であるばかりでなく、豊かな秋の味覚を楽しめる季節でもあります。毎・・・
10月です。快晴の日には、空がとても高く感じます。 よく「桃栗三年、柿八年」といいますが、わが家でも同じころに植えた木が、ことわざの通りにそれぞれ実をつけるようになりました。いまの時季に食卓を彩るのは・・・
9月です。虫の音に誘われて、夜空を見上げる機会が増えてきました。この時季の楽しみの一つは「中秋の名月」です。旧暦8月15日(十五夜)の月を愛でる風習には、かなり長い歴史があります。古からこの日の夜空を・・・
8月のつごもりです。暦の上ではとうに「立秋」を過ぎましたが、まだ厳しい残暑が続いています。とはいえ、たわわに実った庭の栗の実は“秋近し”を告げています。数年前に種を蒔き、背丈ほどの高さに成長したモミジ・・・
7月です。夏野菜が食卓を彩る季節がやって来ました。妻が春先に小さな種から育てた苗が成長し、豊かな自然の恵みを毎日頂いています。太陽の光をたっぷり浴びて、天水の恵みをいっぱい吸収したキュウリやナスは、は・・・
6月になりました。すでに梅雨入りしていますが、昨年のように雨の日が続いている感覚はありません。家の近くには昨年と同じ花が咲きましたが、今年は咲いている場所が変わっています。目の前の梅雨空も、同じような・・・
大阪の伝統ある女子校、樟蔭中学校・高等学校(東大阪市)でバトントワリング部、ポンポンチア部の計4チームの代表を務めている稲田麻衣子さん(49歳・南髙輝分教会ようぼく・大阪府八尾市)。2022年12月に・・・
広角に打ち分ける打撃と50メートル6秒の俊足、遠投115メートルの強肩を誇る二塁手であり、またキャプテンとして、プレーと精神面でチームを牽引する中村奨吾選手(30歳・千葉ロッテマリーンズ所属・西島分教・・・
明治19年2月18日(陰暦正月15日)、心勇組の信者が大勢お屋敷へ参詣に来て、十二下りを勤めたいと願い出た。目下、警察の厳しい取り締まりがあるからと、お屋敷では申し出を断ったが、上村吉三郎講元ら一部の・・・
『稿本天理教教祖伝逸話篇』29「三つの宝」によれば、あるとき教祖は、のちの本席・飯降伊蔵に掌を拡げるよう促され、籾を三粒持って、「これは朝起き、これは正直、これは働きやで」と仰せになり、一粒ずつ伊蔵の・・・
67年前の昭和31年1月26日。教祖70年祭の参拝後、地元への団体列車を引率する教会長は、教祖の膝元へ帰った喜びを次のように語った。 「小さい教会で、いつの(本部)大祭にも50、60名くらいしかお伴で・・・
昭和21年に執行された教祖60年祭。終戦直後の食糧難や不十分な交通事情に見舞われるなか、存命の教祖を慕って、大勢のようぼく・信者が帰参した。「晴れの祭典に集う人、人、人、二十六日を目指してどっと押しよ・・・
「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」。この歌で知られる俵万智の歌集『サラダ記念日』は、昭和62(1987)年に出版され、280万部のミリオンセラーとなった。それから35年経った・・・
2022年2月末に始まったウクライナ戦争は、1年が経過しても、なお混迷を深めている。コロナ感染は落ち着いてきたものの、新たな変異株の感染力については予断を許さない。また、トルコとシリアでは、大地震によ・・・
五ッ いつもたすけがせくからに はやくやうきになりてこい 「みかぐらうた」四下り目 いつも通る野道にも、春がやって来ました。 黄色いタンポポが花開き、色とりどりのチョウがひらひらと軽やかに舞ってい・・・
にんけんをはじめたしたるこのをやハそんめゑでいるこれがまことや 「おふでさき」八号37 教会では、毎日の夕づとめ後に読み物の時間を設けています。先日まで「おふでさき」を拝読していたのですが、最終号の後・・・
四コマ漫画のもとになった「食べ物を通して感じること」(ラジオ天理教の時間)は、以下から聴けます。https://www.tenrikyo.or.jp/yoboku/radio/r1216/
四コマ漫画のもとになった「成長するというコト」(ラジオ天理教の時間)はこちら
ようぼくの母と子映画の主人公に指点字の考案者 福島令子さん・東京大学教授 福島智さん 「映画を通じて、世の中には、たとえば私のような、いろんな人がいるんだということを感じてもらえれば――」 このほど、・・・
「はやぶさ2」の部品を製作した安田製作所代表取締役社長安田實さん 2020年12月、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの岩石を採取し、6年越し・・・
Q. 4歳の息子と2歳と0歳の娘を育てています。普段の家事に加えて、毎日付きっきりで面倒を見るのが正直つらいときがあります。たまにはのんびりしたいと思ってしまう私は、母親失格なのでしょうか?(30代女・・・
Q. 夫の提案で、夫婦で話し合う時間を毎日設けています。この時間は大切だと思う一方で、夫は私のだめなところを指摘してくることが多く、正直なところ、しんどい気持ちがあります。どのように思案すればいいでし・・・
南米コロンビア巡教の帰路、飛行機を乗り換えるため、米国のマイアミに一泊していた。目が覚めると、携帯電話に安否を尋ねる大量のメールが。日本時間、平成23年3月11日。私が寝ている間に、日本は尋常ならぬ状・・・
私には三つの誕生日がある。まずはオギャーと生まれた日。そして生涯の宝、おさづけの理を拝戴した日。三つ目は、忘れられない大学2年の9月26日である。 大学の夏休みに念願の運転免許を取った私は、後期授業が・・・
『天理時報』に文章が載ると思うと、どうも肩が凝ります。内容があり、自分らしくて、信仰的で、少しばかりエッジも効いていて。要は「刺さる言葉」を書きたい、そんな思いにとらわれます。しかし気負うほどに自然さ・・・
「コロナが治まったら」。そんなあいさつを何度交わしたことでしょう。この数年間、親しい友人との再会も、学校行事も、おぢば帰りの予定も、あれもこれも、中止や延期の憂き目に遭いました。長引くのはつらいことで・・・
おやしきの北東には、教祖のご在世当時の風景を彷彿させる豊かな田園風景が広がり、親神様にお供えするお米が昔ながらの方法で栽培されている。最終回は収穫からお供えまでを紹介する。 10月11日から24日にか・・・
おやしきの北東には、教祖のご在世当時の風景を彷彿させる豊かな田園風景が広がり、親神様にお供えするお米が昔ながらの方法で栽培されている。今回は「稲刈り」の様子を紹介する。 10月11日、いよいよ稲刈りが・・・
地域で力合わせ年祭活動を推進 教祖140年祭へ向かう三年千日活動がスタートして1カ月が過ぎた。この「リポート三年千日」では、心の成人を期して、にをいがけ・おたすけに励む教友の姿を追う。第2回は、支部単・・・
老いゆけば生きる世界はせばまれど見よ大空へ飛び立つ鳥を横浜市 及川秀代 サンドイッチを作る仕事が決まりたる妻はカレンダーに〇を付けゆく神戸市 足立國雄 節電で暮らしは昭和へバックするコタツ、半天、少し・・・
楽しみは節に芽の出る冬木かな堺市 加藤恵秋 自在鍋ゆれ天窓の雪明り岐阜県 安江智津子 戦ある地球を捨てず春を待つ東京都 吉田柳哲 春近し潮満ち来る能舞台大津市 平井紀夫 羽子板市きりりお目見え団十郎横・・・
教祖140年祭へ向かう年祭活動がスタートした。既報の通り、2022年の「諭達第四号」の発布を受け、現在、直属教会や海外拠点への「本部巡教」が順次実施されている。また、すでに本部巡教を受けた直属教会では・・・
教祖140年祭へ向かう年祭活動がスタートした。既報の通り、2022年の「諭達第四号」の発布を受け、現在、直属教会や海外拠点への「本部巡教」が順次実施されている。また、すでに本部巡教を受けた直属教会では・・・
教祖140年祭へ向かう年祭活動がスタートした。既報の通り、2022年の「諭達第四号」の発布を受け、現在、直属教会や海外拠点への「本部巡教」が順次実施されている。また、すでに本部巡教を受けた直属教会では・・・
厳かのかぐらてをどり横隔膜を震はせ唱ふあらたまの春伊勢原市 宇佐美正治 この年は我の生まれし兎年 元気に歩き飛び跳ねる年福山市 藤井光子 佳きことのありてピアスの穴あける 八十三歳の春はかろやか高槻市・・・
読初は「諭達」を母へ音読す札幌市 田森つとむ 教祖に喜び語る初日記千葉県 樋渡忍 年祭へアルプス白き大旦飯田市 本島美紀 書初や初心にもどるいろはうた今治市 仙波絹子 今まさに三年千日初づとめ横浜市 ・・・
天高しをやの声受く秋大祭箕面市 志賀道雄 松茸やそえ文までも香を濃くし秋田市 高橋重雄 名月の神苑照らす旬の声吹田市 楓芳雄 月一度子へ書く便り小鳥来る札幌市 田森つとむ 桐一葉さずけ合ふ日々二人きり・・・
海色のスニーカー買う僕たちの小樽で遊ぶ約束のため北海道 堀善道 十五夜に近所を回る子らのいてお芋とお菓子を庭に供える熊野市 福山久美子 入院の夫の付き添い許されぬ最期も会えずコロナに負けて鳥取市 西村・・・
暦のうえでは「白露」を迎えます。夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が降り始めるころです。心なしか暑さも和らいできました。そんな中にも、今年の夏を振り返ると、3年ぶりにおぢばに子供たちの笑顔が戻ってきたよ・・・
ウクライナの戦いが始まってすでに半年。われわれにとって「プーチンの戦争」の最も苦い教訓は何か――そう問われれば、迷わず「21世紀のいまも人類は、核戦争の脅威のただなかにいる現実を突きつけられたことだ」・・・
夏休みが近づくと、ビョーンさんの店を訪れる客の数が増えてくる。スクールのほうも忙しくなる。はじめてサーフィンを習うという人のなかには、若い女性や家族連れが多かった。ビョーンさんに頼まれて、カンもときど・・・
礼拝場祈る頭に南風貝塚市 守行富士子 風鈴の数だけ丸き宇宙あり天理市 中山富貴 西見ればおぢば恋しく夕焼雲豊川市 菊地美智代 蹲居の水に私語あり杜若天理市 山田実 水打って銀座に風の生まれけり東京都 ・・・
鳥のうたラジオに流れウクライナの空につながるマンションの窓呉市 月原光政 負け蛍金糸のやうに落ちてくるなれど合戦しづかにつづく能登町 岩城康徳 物置に夫の杖が残りおり心のこして捨てがたかりし福山市 藤・・・
親里で開催される行事を記者が実地に体験し、感じたことを交えて報告するシリーズ企画「記者がゆく」。第9回は、天理教青少年野外活動センター「さんさいの里」で行われた「夏休みさんさいの里キャンプ」を取り上げ・・・
俳句や和歌で「月」と言えば、それは秋の月を指します。そう、「月」は秋の季語。夜空が澄みわたる秋は、月がことさらに明るく美しく輝くからです。その月を天体として観測し、日本人で初めて観測図を描いた人物が、・・・
カンのレストランに保苅青年とのぶ代さん、ハハの四人が集まった。外は雨が降っている。店のなかには三拍子のピアノ曲が流れている。恒例の夕食会だが、いつものように話ははずまなかった。雨のせいばかりではないだ・・・
黒沢安津子(66歳・青森市) 先日、4年ぶりに家族でおぢばへ帰参しました。待ち望んだ本部神殿での参拝とあって、足腰の不自由さを忘れて回廊を歩く両親。二人の喜ぶ顔が見られたことを、親神様・教祖に何度も御・・・
島崎澄子(77歳・東京都墨田区) 昨年9月、ステージ3の乳がんが見つかりました。 その翌月、がんの摘出手術を受けることに。不安な気持ちでいっぱいでしたが、家族に支えられながら当日を迎え、手術は無事に成・・・