長男の急死が受け入れられない – 人生相談
Q. 新築した家で幸せいっぱいの毎日を送っていた51歳の息子が先日、急死しました。私たち夫婦は、若いころ入信し、現在まで神一条の心で通ってきたつもりですが、息子の死がどうしても受け入れられません。どう心を治めればよいのでしょうか。(80代男性)
A. 息子さんの出直しを心よりお悔やみ申します。
すべて順調で幸せな日々を送るなか、働き盛りの年齢で突然に出直されたことは、大変なショックでしょう。あなたが受け入れ難いのは当然のことと思います。
私たちがこの世に生まれるのも出直すのも、親神様のご守護によるのですから、その親心を計りかねるところにも大きな苦しみがあるのかもしれません。
誰もが、かりものである体を、いずれお返しして出直しますが、それがいつのことか分かりません。私たちは「親神様は決して悪いようにはなさらないのだ」と、信じて凭れるしかありません。
このたびのことは、あなたに与えられた大切な節でもあります。いま、いろいろと思われること、これまでの信仰の中から、いずれ深い気づきを得られることと思います。きっと節から芽が出るご守護を頂けると思います。
優秀な息子さんには、次の時代にも活躍の場が待っているのだと思います。ご縁のあるところに生まれてくるのですから、この世でまた会える日が必ずあります。
あらためて、『稿本天理教教祖伝』第七章「ふしから芽が出る」をお読みください。
いまこそ教祖ひながたを見つめ、親神様の思召に沿いきることが大切だと思います。
回答者:西村和久 (一筋分教会長「憩の家」事情部教師)