子供たちの受け入れに真心込めて
少年会本部が提唱している「夏休みこどもひのきしん」の親里での受け入れが続き、週末を中心に多くの子供たちがおぢばで伏せ込みの汗を流している。こうしたなか、詰所によっては、帰参した子供たちを喜ばせようと、趣向を凝らしたイベントを催している。ここでは、3カ所の詰所が合同で実施したイベントと河原町詰所の取り組みを紹介する。
スタンプラリーを合同実施 – 双名島・阪東・都賀の各詰所
双名島、阪東、都賀の三つの詰所は8月6、7の両日、「TSUMESHOスタンプラリー」と銘打ったお楽しみイベントを合同で実施。二日間で計152人が参加した。
これは、各詰所に設けられたゲームコーナーを回り、これらをクリアして得られるスタンプを集めるというもの。
発案者の番正道人さん(35歳・宇多梅分教会長後継者)は「『夏休みこどもひのきしん』をきっかけに、久しぶりにおぢばに帰参する子供たちに、少しでも楽しい思い出をつくってもらいたいと思って」と語る。
以前から、詰所の協力によって帰参者のためにできることはないかと模索していたという番正さん。合同実施に賛同した詰所の間で、どうすれば子供たちを楽しませられるかを話し合い、それぞれのノウハウを共有しながら準備を進めた。
当日は、段ボールを崩れないように積み上げる「段ボールつみ」や、スマートボール、アーチェリーなど、さまざまなコーナーを設置。受付でスタンプカードを受け取った子供たちは、スタンプを獲得しようと各ゲームに夢中になっていた。
屋外アトラクションを設置 – 河原町詰所
河原町詰所では、詰所敷地内で「かわらまち横丁」を8月28日まで実施している。
これは10年前の夏、「帰参した子供のためにできることを」との思いから企画したもの。以来、夏の恒例行事として定着し、多様な室内アトラクションで子供たちを楽しませてきた。
今年は「コロナ下でも喜んでもらえるものを」と、新たに「巨大すべり台」「巨大めいろ」「巨大スケボーコース」の三つのアトラクションを屋外に設けた。
制作に携わった鳴川宏さん(50歳・信友台分教会長・大阪府高槻市)は「親御さんに安心してもらえるよう、角度を調整したり、ミストシャワーを用意したりするなど、さまざまに工夫を凝らした」と話す。
期間中は、少年会河原町団の委員がスタッフとして常駐し、安全面に配慮しながら運営に当たっている。