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英語の路傍講演で出会いを広げ – 三年千日 教祖と私


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榮嶋勇次(三輪分教会長・57歳・奈良県桜井市)

教会長になって今年で18年目を迎えます。前回の教祖百三十年祭は、教会長として初めての年祭ということもあり、非常に張りきって年祭活動に臨んだため、途中で息切れしてしまい、少し悔いの残る三年千日となりました。そうした反省を踏まえ、このたびは一歩一歩、地道にコツコツ通る年祭活動を目指そうと思いました。

教祖の年祭は、存命の理をあらためて感じることが大切だと聞かせていただくので、教祖が現身をもってお働きくだされた当時の先人先生方と同じようにつとめさせていただこうと思いました。

当時、先生方は困っておられる方を教祖の元にお連れして、ともどもにたすかりを願われました。私も、困っておられる方がいれば、一人でも多く教祖の元へお連れしようと思いました。お連れできなければ、私一人ででも教祖の所に行って、その方のお願いをさせてもらおうと、おぢばへの日参を心定めしました。

毎日、教祖がお待ちくださっていると思うと、早く帰って、あの方この方のたすかりをお願いしたいと、教祖をより身近に感じさせていただけるようになりました。

年祭活動が始まってしばらく経ったころ、『天理時報』のある記事が目に留まりました。それは、埼玉教区の方が東京の山手線の駅で、英語で路傍講演をしているという記事でした。海外布教にあこがれて、以前、少しばかり海外での布教を経験させていただいた私は、これだと思い、インバウンドでにぎわうJR奈良駅で路傍講演を始めました。

拍子木をたたいて「よろづよ八首」を奉唱した後、日本語と英語で路傍講演をします。初めのうちは緊張しましたが、だんだん楽しくなってきました。路傍講演をしていると、いろいろな人との出会いがあります。海外の方はもちろん、お道を信仰している方に「頑張って!」と声を掛けていただいたり、同じように奈良駅で布教している教友に刺激や勇み心を頂いたりします。なかには、私の話をうなずきながら聞いてくださる海外の方もいて、とてもやりがいを感じています。

 年祭に向け、勇み心に拍車を掛けてつとめたいと思います。