天理時報オンライン

おやさまに会いにゆきます- 三年千日 教祖と私


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平井直子(泉道分教会長夫人・46歳・大阪府堺市堺区)

夕づとめ前の、静かな教祖殿。

教祖のお庭をじっと見つめる小学4年生の女の子がいました。「ずっと眺めていたいなぁ。このお庭を描いてみたいの」。キラキラした目で彼女はそう言いました。彼女の後ろ姿をしばらく見つめながら、私は生まれて初めて教祖殿を訪れた彼女の頭を、教祖が優しくなでてくださっているような、そんな姿が目に浮かびました。

教祖、ありがとうございます。またきょうも、こうして教祖にお目にかからせてもらえる方を一人、おぢばにお連れすることができました。彼女のこれからの人生に、どうか教祖にお会いできる日々を。飛び上がるほどうれしいとき一番にお伝えしにゆける場所を。どうしても苦しくてつらいとき、いつでも帰らせてもらえる場所を。

いまから20年前、教祖百二十年祭に向かう三年千日の3年目。教会復興の志を抱き、夫は26歳で教会長のお許しを頂きました。その後、教祖の御前で夫婦とならせていただき、このうえない感謝の毎日の中、この道を通らせていただいています。振り返れば、人生の節目節目にはいつも、教祖のお導きがありました。朝の教祖のお出まし、深夜の教祖殿。心が折れそうになるたびに、私は教祖にお会いしにいきました。友人のたすかりを願う日、結婚に悩んだ日、娘を亡くした日……。

教祖の御前にぬかずいて、身も心ももたれきらせていただく尊い時間。顔を上げるころには、必ず教祖のお声が心に届きます。そして、また一歩、また一歩と歩ませいていただける、そんな日々です。

おぢばの温かさ、教祖のぬくもり、守っていただいている安心感。

「あぁ、おやさま」と、一緒に涙を流してくださる方を一人でも、このおぢばにお連れしたい。それがこの道を歩む、たった一つの私の夢です。

教祖百四十年祭まであとわずかとなりました。いつも心に教祖を、そして「一日一動!」を合言葉に、きょうもにをいがけ・おたすけにコツコツと歩ませていただきます。そして、親神様・教祖のお導きで出会わせていただける、ご縁ある方々と共に、年祭当日、教祖に会いにいかせていただきます。

教祖、大好きです。

天理時報オンライン・フォトギャラリーより
https://jiho.doyusha.jp/photos/169482/