自ら求め体験してこそ – 視点
春季大祭後の最初の日曜日、天理駅前で路傍講演する知人と言葉を交わし、ホームに入ると、大阪へ布教に行くという先輩と出会い、年祭活動が動きだしたことを実感した。 明治20年正月、おつとめを勤めれば官憲が干・・・
春季大祭後の最初の日曜日、天理駅前で路傍講演する知人と言葉を交わし、ホームに入ると、大阪へ布教に行くという先輩と出会い、年祭活動が動きだしたことを実感した。 明治20年正月、おつとめを勤めれば官憲が干・・・
昨年2月24日、ロシアがウクライナへ軍事侵攻し、世界に激震が走った。この1年、多くの建物が破壊され、おびただしい命が失われている。長引く戦争により、食糧やエネルギー価格などが高騰。世界中の人々の日常生・・・
平成が「コスパ」なら、令和は「タイパ」の時代、らしい。 コスパは、コストパフォーマンスの略で「費用対効果」。片やタイパは、タイムパフォーマンスの略で、「かけた時間に対する満足度」をはかる若者世代の流行・・・
すでに「小正月」を過ぎたが、年が改まると、やはり心機一転という気持ちが湧いてくる。 今年は3年ぶりに本部「お節会」が行われた。寒空のもと、存命の教祖を慕っておぢばに帰った大勢の方々と出会い、さらに勇ま・・・
今年の世相を表す「今年の漢字」が「戦」に決まった。また、米誌『タイム』恒例の「今年の顔」には、ウクライナのゼレンスキー大統領が選ばれた。 思い返せば、昨年の今ごろ、1年後の世界がこのような事態になって・・・
料理やスイーツのおびただしい情報が連日メディアに流れている。それらは希少な食材を使用したり、いわゆる“SNS映え”する盛り付けをしたりすることで付加価値を高めている。 こうしたなか、国連世界観光機関(・・・
国内最大手の信用調査会社である帝国データバンクが、新型コロナウイルス関連倒産数を発表している。11月29日午後4時現在、全国で4,577件が判明しているという。発生累計件数のグラフを見ると、2020年・・・
「諭達第四号」では、「ひながた」の道を通ることが、教祖が仰せになった三つのお言葉をもとに示されている。 教祖は、「貧に落ち切らねば、難儀なる者の味が分からん」とのお言葉のままに、貧に落ち切るところから・・・
夜になればめっきり冷え込み、コンビニへ行けばレジ横のおでんの存在感が増す時季となった。コンビニでおでんを売り始めたのはセブンイレブンが最初だという。アメリカ発祥のコンビニエンスストアを日本で展開する際・・・
近ごろ旧統一教会の問題がテレビで取り上げられるたびに、マスコミが宗教について報じる難しさと責任を思う。宗教学者の山折哲雄氏は「今回、旧統一教会の問題で注目される『霊感商法』などは、今に始まったことでは・・・
現代は結婚が容易ではない時代だ。国勢調査に基づく厚生労働省のデータによると、50歳時の未婚率は2015年時点で男性23%、女性は14%。この数字は結婚事情にも反映され、いまは婚活(結婚活動)と冠したパ・・・
10月26日、秋季大祭に「諭達」をご発布くださる。いよいよ来年、教祖140年祭へ向けての三年千日活動に入る。その前に、押さえておきたいことがある。 私たちは教祖から、どんな親心をかけていただいているだ・・・
「我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか」。フランスの画家、ポール・ゴーギャンの代表作のタイトルだ。この人類永遠の根源的問いに、一つの手がかりを与える画期的な発見・研究がある。 202・・・
チャット型のメッセージをやりとりする機会が増えるなか、「おじさん構文」と呼ばれるものがあるそうだ。1.絵文字を多用し、句点が多い 2.唐突なカタカナや自分語りが入る 3.長文になりがち――という特徴が・・・
牡丹の花の季節に、教祖が差し出された片袖に顔をつけると、見渡す限り一面の綺麗な牡丹の花盛りを見せられた、という逸話がある(『稿本天理教教祖伝逸話篇』76「牡丹の花盛り」)。これは教祖の自由自在のお働き・・・
安倍元首相の銃撃事件以降、にわかに「政治と宗教」の問題が浮上した。 そもそも「政治と宗教」が“問題”として認識されるのは、「近代」以降の――つまり「西洋」型――社会に特有の現象である。今日の世界情勢で・・・
丸3年続く新型コロナウイルス禍は、人と人との関係を大きく変えようとしている。なかでも感染防止対策によって、会話の形が著しく影響を受けた。たとえば、職場や学校、家庭で気軽に交わされていた「雑談」の機会が・・・
親里では最近、朝夕のおつとめ前後や昼休み、勤務後などの時間を見つけ、神苑や境内地で草抜きのひのきしんに勤しんでいる方の姿をよく目にする。真実の姿に頭の下がる思いがする。 草抜きについて思い出すのは、中・・・
あるマーケティング会社が18歳から20歳までの男女に行った意識調査によると、「今悩んでいること」として挙げた第1位が「今後の未来のこと」だったという。この調査結果から、若者の間に将来への漠然とした不安・・・
少し前になるが、「おひとりさま」という言葉が流行し、一人で気楽に生きることが注目を集めた。しかし一方で、孤立・孤独問題が現実にある。孤立・孤独ということは人間関係の相手、つまり「人とのつながり」がなく・・・