天理時報オンライン

【 182件 】
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視点

  • をびや許しのおたすけは今も – 視点

    産科医が主人公の人気漫画『コウノドリ』(講談社)の7巻はNICU(新生児集中治療室)が舞台となっており、取材に協力した、日本では数少ない新生児科医が新聞(『産経新聞』8月1日付)に取り上げられていた。・・・

  • お供えの本来の意味を知る – 視点

    先月、安倍晋三元首相が銃撃により出直すという痛ましい事件が起きた。長く国民のために尽くした元首相に哀悼の意を捧げるとともに、あらためて、生命を奪う暴挙の根絶に社会を挙げて取り組むべきで、一れつきょうだ・・・

  • 道に迷いそうなときこそ – 視点

    7月は異例の早さの梅雨明けとなり、まとまった降雨がないまま猛暑が続き、一時は水不足が懸念された。一方で、線状降水帯やゲリラ豪雨といった局所的な大雨の被害や影響を受けている地域もある。 熱中症による体調・・・

  • 無自覚な「うそ」のこわさ – 視点

    パンデミック、大国の軍事侵攻、そして要人への凶行。世界を揺るがす事象・事件が起こるたびにフェイク(偽)ニュースがインターネット上にあふれる。その拡散を防ぐNPO法人ファクトチェック・イニシアティブは、・・・

  • 「水気上げ下げ」の海中の守護 – 視点

    日本近海には対馬海流、黒潮などの海流がある。世界の海洋でも、赤道付近で発生する暖流と、極域で発生する寒流の2種類があることが知られている。 そして、もう一つ「深層海流」というものがある。深層海流は、北・・・

  • 微力でも語り伝えたい – 視点

    古代日本には、伝承を語り伝え、公の場で奏する「語部」という人たちがいた。わが国最古の歴史書『古事記』のもとになる天皇の系譜などを誦習した稗田阿礼も、それに類すると見られており、その出身地は「語り部の里・・・

  • 日常の中で真実を尽くす – 視点

    日本人は大の風呂好きである。季節を問わず、風呂でゆっくり温まることは、その癒やし効果も相まって、至福の時間と感じる人は多いだろう。 江戸時代、都会を中心に公衆浴場や銭湯などの営業が始まった。当時は多く・・・

  • 未来からの「てびき」- 視点

    親里で「立教185年教会長夫妻特別講習会」が開催され、『みちのとも』に両統領のインタビューが掲載されるなど、教祖140年祭に向けての機運が徐々に高まりつつある。 教祖年祭に向かっては「たすけの旬・たす・・・

  • 困難を「手入れ」と受けとめ – 視点

    このところの新型コロナウイルス新規感染者の減少から、政府は6月1日から海外への水際対策を大幅に緩和。以降、段階的に訪日外国人観光客の受け入れを始めた。 国内でも、感染防止対策としての行動制限が徐々に緩・・・

  • “救いの手”は長い時間軸で – 視点

    日本で広く市民がボランティアに参加する契機となったのが1995年の阪神・淡路大震災であり、同年を「ボランティア元年」と呼ぶようになった。以来、ボランティア意識は一過性のものに終わらず、東日本大震災をは・・・

  • 母屋の取毀ちと心のふしん ‐ 視点

    筆者の個人的な思いかもしれないが、このたびの感染症禍によって、さまざまな面で、ものの見方や考え方が変化したという自覚がある。信仰そのものに変わりはなくとも、自分にとって今まで常識と思われた事々が色あせ・・・

  • 根気よく心澄みきる道へ – 視点

    前号に続いてウクライナの戦禍について述べたい。 テレビやネット映像で目にする惨状には戦慄を覚え、同じ人間のすることとは思えない。しかし、これが世界の現実である。事によってはアジアへ波及する可能性も語ら・・・

  • 共感疲労と「優しき心」- 視点

    目を覆うウクライナの映像が、茶の間に流れ込むようになって3カ月近く経つ。いま、ニュースやインターネットのリアルな戦争報道により、精神的苦痛を受ける人が少なくない。心がざわざわしたり、胸が締めつけられた・・・

  • 「信心十分の理あればこそ」- 視点

    以前『信心事始』(深谷太清著・学生担当委員会)が発行されたとき、「信心」という言葉に惹かれ、思わず手に取った。 辞書で引くと、「加護を願って、神仏を信じること。また、神仏を信じる心」とある。類語に「信・・・

  • ヤングケアラーへの支援 – 視点

    近年、社会的な課題となっていることの一つにヤングケアラーへの支援がある。ヤングケアラーとは、ケアを要する人が家族にいる場合に、本来は大人が担う家族の世話や介護などを行っている18歳未満の子供のこと。国・・・

  • 「デー」から日々の実践へ – 視点

    今月29日は「全教一斉ひのきしんデー」が行われる。昭和7年に「全国一斉ひのきしんデー」として始まって以来、今年で90周年を迎える。 例年は支部ごとに会場を設定し、ようぼく・信者が一堂に会して実施してき・・・

  • お道らしい「礼儀正しさ」考 – 視点

    「礼儀正しさ」の重要性が近年、世界的に見直されているという。 2019年刊行の『Think CIVILITY――「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』(クリスティーン・ポラス著・東洋経済新報社)では・・・

  • 神意を治めお働きを願って – 視点

    ロシアがウクライナへ軍事侵攻を開始してから1カ月以上になる。各地で戦闘が続き、事態は収まる気配がない。 この状況に対して、教会本部ではホームページ上にメッセージを公開。また国内の教会や海外の布教拠点で・・・

  • 戦争への思召を思案する – 視点

    連日の報道でウクライナでの凄惨な状況を目にし、動揺と悲しみが止まらない。あらためて原典を紐解き、こうした事態に対する親神様の思召を思案してみたいと思う。 「おふでさき」には、戦争を意味する語「たたかい・・・

  • 「一列ろくぢ」の特別なお言葉 – 視点

    昭和39年に出版された有吉佐和子の小説『非色』が話題になっている。当時のアメリカ社会における人種差別がテーマで、長い間絶版になっていたが、先ごろ世界中に広がった人種差別の撲滅を訴える運動(Black ・・・