成ってくる理に親心を悟り ひながたの道をまっしぐらに 加藤きん(下)- おたすけに生きた女性
きんがおたすけに出るときの格好は、つぎはぎだったが、いつも洗濯して糊のきいた縞の着物に、黒繻子の帯を結んでいた。片手に小さい袋を提げ、和日傘を差して、かなり遠方まで歩き回ったという 言葉は通じなくとも・・・
きんがおたすけに出るときの格好は、つぎはぎだったが、いつも洗濯して糊のきいた縞の着物に、黒繻子の帯を結んでいた。片手に小さい袋を提げ、和日傘を差して、かなり遠方まで歩き回ったという 言葉は通じなくとも・・・
幼少期、大商家の箱入り娘として育ったきんは、多くの労働者と暮らすうち、見違えるほど芯の強い女性に生まれかわったという。直情径行の雇人たちからは「姉御」と呼び慕われていた 今回紹介するのは、加藤きんです・・・