この国を救った「一番槍」の精神 – 日本史コンシェルジュ
1905年5月27日から28日にかけて、日本の命運を決める一戦が繰り広げられました。日本海海戦。大国ロシアに日本は挑み、陸軍は勝利を重ねましたが、もし海軍が敗れれば、補給路を断たれた陸軍も壊滅、おそら・・・
1905年5月27日から28日にかけて、日本の命運を決める一戦が繰り広げられました。日本海海戦。大国ロシアに日本は挑み、陸軍は勝利を重ねましたが、もし海軍が敗れれば、補給路を断たれた陸軍も壊滅、おそら・・・
熊本県東部の白糸台地は、棚田の景観が美しく、清らかな水と寒暖差の激しい気候によって、高品質な農作物が育つことで知られていますが、江戸時代までは深刻な水不足に悩まされてきました。周囲にいくつも河川がある・・・
コロナ禍で、各国の衛生行政に注目が集まっていますが、日本で衛生行政を始めたのは長与専斎です。1838年(明治維新の30年前)に現在の長崎県大村市に生まれた専斎は、緒方洪庵やオランダ海軍医ポンペから西洋・・・
東に太平洋を臨み、西は台湾海峡、南はバシー海峡に面する台湾最南端の屏東県は、農業が盛んな地域で、特にパイナップルは日本でも大人気。しかし、かつては乾季に雨が一滴も降らない干ばつが襲い、雨季は洪水を繰り・・・
早稲田大学の創立者であり、政治家としても日本初の政党内閣を誕生させ、総理大臣を二度務めるという華々しい実績を持ちながら、大らかで天真爛漫な性格が民衆に愛されたと伝わる、大隈重信。実は彼には、意外に知ら・・・
「男子の死に場所とは、どこでしょうか?」 かつて吉田松陰は愛弟子の高杉晋作にこう問われました。この重い問いに、松陰は長い間答えることができませんでしたが、安政の大獄で露と消える直前に、獄中から晋作に向・・・
当時の武家社会では珍しく恋愛結婚で結ばれた、松平頼聰と弥千代姫。徳川のご親藩・高松松平家と譜代筆頭・井伊家の縁組は、両家にとっても幕府にとっても慶事のはずでした。ところが2年後、弥千代姫の父・井伊直弼・・・
白駒妃登美(Shirakoma Hitomi) 250年以上に及ぶ天下泰平の世を築いた徳川家康。彼は九男・義直、十男・頼宣、十一男・頼房に対し、それぞれ尾張(愛知県西部)名古屋、紀伊(和歌山県・三重県・・・
10年前の東日本大震災で“世界一の支援”を届けてくれたのは台湾でした。 日本赤十字社が把握しているだけで義援金は250億円を超え、支援物資は400トン以上。台湾の人口は日本の約5分の1ですから、これは・・・
構想から6年、念願だった絵本の出版が実現しました。タイトルは、『ちよにやちよに――愛のうたきみがよの旅』。 世界87カ国の国歌を紹介した弓狩匡純氏の著書『国のうた』には、戦争や革命など、多くの命の犠牲・・・
2013年9月、ブエノスアイレスで開かれたIOC総会。五輪招致レースの最終プレゼンで、滝川クリステルさんのスピーチは世界に驚きを与えました。日本では「おもてなし」のフレーズが話題になりましたが、実は彼・・・
1948年、ロンドンで開かれた戦後初のオリンピックに、日本の参加は叶いませんでした。38年に決定していた東京五輪の開催を返上したことに対する制裁措置でした。このとき、もし出場していれば金メダル確実とい・・・
日本屈指の桜の名所・弘前城。満開の時期には、こぼれんばかりの花びらが幾重にも折り重なり、花が散り始めると、まるで桜の絨毯のように「花筏」が濠を埋め尽くす。その美しさは、一度目にしたら忘れられないほどに・・・