思案し、定めた”お願いづとめ” – おやのこころ・おやのことば
2023年5月5日
おやのことば・おやのこころ 五ッ いづれのかたもおなじこと
「みかぐらうた」九下り目
しあんさだめてついてこい
4月18日、教祖誕生祭がにぎやかに勤められ、久しぶりにおぢば帰りした息子たちと本部中庭で参拝しました。その際、偶然、Hさんに出会いました。
Hさんは20年前、オセアニア出張所で御用をしていたときの住み込み女子青年の一人です。帰国後、教会長後継者と結婚し、5人の子宝に恵まれ、教会の御用と子育てに忙しい毎日を送っているとのことでした。
教祖140年祭へ向かう三年千日の旬に、教会長夫人として、母親として通るなか、出張所で学び経験したことが、大きな支えになっている。特に年祭活動に取り組む中で、当時、筆者の家族が毎晩勤めていた十二下りのお願いづとめの姿が忘れられない、と話してくれました。
当時は教祖120年祭への三年千日が始まったばかり。出張所開設後、初めて迎える教祖年祭に向けた活動を思案した結果、その一つが、管内教友の年祭活動を通じての心の成人とオセアニア団参の成功を祈願してのお願いづとめだったのです。高校生から小学校低学年までの4人の子供たちと一緒に毎晩欠かさず続けていた姿を、いまHさんは、同じような境遇にあって、あらためて思い起こしたと言います。
別れ際、「私にはまねできませんが、お話をして元気を頂きました。いまの私にできる年祭活動、そして子育てを頑張ります!」と笑顔で話すHさんの後ろ姿を頼もしく感じるとともに、当時の年祭活動への真っすぐな取り組みを思い出させてくれた再会に、感謝せずにはいられませんでした。
(足立)