知人から何度も借金を頼まれる – 人生相談
Q. 先日、突然訪ねてきた知人から「お金を貸してほしい」と頼まれ、困っています。何度も断っているのに、最近では頻繁に頼みに来るようになりました。今後、知人とどう付き合っていけばいいでしょうか。(50代男性)
A. お金は人間が生活するうえで、大切な、必要不可欠のものです。個人間のお金の貸し借りは非常に難しい問題であり、お世話になっている知人や親しい間柄からの申し出には、特に困ってしまうものです。一方で、そのように思うのは、あなたが優しい心の持ち主だからでしょう。
相手を大切に思う心は大切ですが、「お世話になっているし、関係を壊したくない」という情が働いて安易にお金を貸してしまい、のちにトラブルに発展してしまうケースもあります。お金を貸す際は「親しき仲にも礼儀あり」の精神で、貸し借りを証明する「念書」を交わすことは最低限必要です。
ところで、どうして知人がお金に困っているのか分かりません。なかには、なんとしてもお金を借りようとして、相手に嘘をつく人もいます。知人の言動に少しでも不審な点があるなら、「お金は貸せない」と、きっぱり断ってください。もし二人の関係がこじれてしまっても、あなたの責任ではなく、仕方ないことなのです。
私自身、非常に難しい問題に直面した際は、まず親神様・教祖に良い方向へ進めていただきたいとお願いしてから、物事に当たっています。あなたも親神様・教祖に事の次第を申し上げ、勇気と後押しを頂くことで、この難局を乗りきってください。
回答者:平澤 勇一(磐城平大教会長・福島教区長)