天理時報オンライン

心定め実行のなかでたすけられ


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堀川幸恵(本部直属滿洲眞勇分教会幸眞勇布教所長・52歳・奈良市)

教祖百四十年祭に向かう三年千日活動の心定めとして、毎日の神名流し、毎日の十二下りてをどりのお願いづとめ、毎日のおさづけ取り次ぎを定め、実行しています。

滿洲眞勇分教会長の長女として生まれ育ち、未信仰だった堀川家に嫁いで30年が経ちます。嫁いですぐに、当時会長だった父の思いに沿って、神実様をお祀りしました。15年前には布教所を開設し、友人、知人をはじめ多くの方ににをいがけ・おたすけをし、おぢばへお連れしました。ありがたく、感激でいっぱいの日々でした。

教祖年祭を意識してつとめさせていただいたのは、百十年祭からです。年祭のたびごとに、親神様・教祖から数々のお導きを頂戴しました。

特にこのたびは、真柱様から「諭達第四号」をご発布いただく1カ月ほど前に、心の動揺をかくしきれなくなるほどの大きな試練を頂きました。これまではどんなときも、教祖ならどうお通りになるだろうかと自分なりに思案して通ってきましたが、このときばかりは、笑顔が消え、暗く深い海の底に落ちていくような不安におびえながら、どうすることもできずにいました。「人さまに陽気ぐらしをお伝えするよふぼくなのに、なぜ?」と情けなく思いながら、毎日、ただ必死に教祖におすがりしていました。

今回の年祭活動が始まるとき、会長は自らの経験に基づき、「心定めは最初の200回を通れたときに不思議があらわれる」と話されました。私はその言葉を頼りに歩みだしました。そして実際に、200回目の実践を超えたとき、心を立て直すきっかけとなる出来事が起こったのです。親神様・教祖のお導きとしか思えない不思議な体験であり、その日は生涯忘れられない日となりました。

年祭活動の直前に、わが家のいんねんを見せられ、もがき苦しんだことによって、また少し教祖の御心に近づくことができたと、いまではその経験が喜びに変わりつつあります。諭達に込められた真柱様の思いに沿いきり、通らせていただいたおかげだと思います。

早くも三年千日の3分の1が終わろうとしています。残りの2年余り、定めた心を変えることなく、周囲のすべての人々に感謝し、布教師として、まだお道を知らない人々に、この素晴らしい真実の教えを伝えることができるように、会長や前会長、教会、布教所の皆さまと共に、誠真実の心で歩んでいきます。