ひながたを心の頼りに温かく見守り育てよう -「鼓笛活動70年のつどい」真柱様メッセージ
2024・6/5号を見る
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少年会本部(田邊大治委員長)は5月25日、「鼓笛活動70年のつどい」を本部第2食堂で開催。席上、少年会長である真柱様のメッセージを、田邊委員長が代読した。
冒頭、お道の鼓笛活動の成り立ちを振り返ったうえで、演奏の上達を目指すだけでなく、鼓笛を通して子供たちが道を通るうえに大切なことを学び、身に付けていくことを念頭に置いて活動を進めるよう促された。
続いて、「おさしづ」を引いたうえで、子供のころに教わったことや身に付けた習慣は、いつまでも心の中に残ると指摘。鼓笛をしたいと教会へ足を運ぶ子供たちは、練習を重ねるうちに信仰的な空気にふれて教会に親しんでいくとして、鼓笛活動は将来、道の御用に役立つようぼくを育てていくための大きな仕事であり、技術の向上を目指す中にも、親神様・教祖に感謝することや、仲間同士たすけ合うことを教えることができると述べられた。
そのうえで、道を通るお互い誰もが忘れてはならないことは、親神様の思召と教祖の教えであると強調。陽気ぐらしの道は、自分一人が通ればそれでよいというような道ではなく、私たちみんなが世代や立場に関わりなく、その道のために心を一つに合わせて、日々に教えの実践を心がけて通ることが肝心であると示された。
この後、元初まりの話をもとに、一手一つのあり方とその大切さについて話を進められた。
その中で、鼓笛隊の活動は、子供も大人も、一手一つを身をもって学ぶ絶好の機会であるとして、「子供たちは練習を重ねる中で仲間をつくり、共に決まりを守ることや和を乱さないすべを身に付けていく」「その努力は良い演奏を生むだけでなく、協力することの大切さを覚え、より大きな喜びをもたらす」と指摘。その喜びの経験が道を歩む心の糧になるとして、「子供たちが鼓笛の日を楽しみに、喜んで練習に参加してその成果を発揮できるよう、また、そうした体験がもとになって、ゆくゆくは教会の御用に役立つ人にまで育つことができるよう、優しい心で根気よく子供たちに向き合い、彼らが真っすぐ成長するよう導いてほしい」と一同に求められた。
最後に、私たちには、人を導き育て、自分をも成人に導く教祖のひながたがあると明示。ひながたを心の頼りに、温かく子供たちを見守り育てていきたいとして、「鼓笛隊での経験が台となり、喜んで末代への道を通る人が増えるよう、これからも心勇んで活動に取り組み、道の子の育成に尽力してくれますよう」と話された。