被災者のたすかり願い支援活動に力を尽くす 災害救援ひのきしん隊 – 互い立て合いたすけあい
今年の元日に発生した「令和6年能登半島地震」により、甚大な被害に見舞われた石川県能登地方では、「天理教災害救援ひのきしん隊」(略称:災救隊)が懸命の救援活動を繰り広げた。
災救隊は、昭和46年に発足した全国規模の組織で、災害発生時には各地の隊が協力して支援する体制を整えており、自治体などと連携しながら、被災地に迷惑をかけない“自己完結型”の救援活動を展開している。
地震発生後、災救隊は行政の要請を受けて、いち早く被災地に入り、給水車を使って断水した地域への飲料水の提供を行った。また、被害の大きい新潟、富山の両県でも、液状化によって発生した泥の撤去作業などに当たった。
その後も避難所運営のサポートや食事の提供などに従事。さらには、現地の災害ボランティアセンター(社会福祉協議会)との緊密な連携のもと、“災害ごみ”の撤去、さらに一般ボランティアには容易ではないブロック塀の解体作業なども任された。
5月半ばまでの集計によると、全国各地から延べ約5千人の隊員が出動した。