“一冊でも多く本を届けたい”との思いで 天理教点字文庫 – 互い立て合いたすけあい
「天理教点字文庫」は、点字・録音図書の製作、貸し出しなどを行う視覚障害者のための図書館で、天理教教会本部が運営している。 現在、点字図書が約1万8千冊、録音図書が約1万1千巻、デイジー図書(国際規格の・・・
「天理教点字文庫」は、点字・録音図書の製作、貸し出しなどを行う視覚障害者のための図書館で、天理教教会本部が運営している。 現在、点字図書が約1万8千冊、録音図書が約1万1千巻、デイジー図書(国際規格の・・・
小さいのを楽しんでくれ。末で大きい芽が吹くで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一四二「狭いのが楽しみ」 そびえ立つ大木も、目立たない幼木の時代を過ごしています。すぐに大きな成果を求めるのでなく、小さな努力・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 桜の開花とともに新しい暮らしが始まる4月。望み通りに道を歩み始めた人も、予定外の道に戸惑い、悩んでいる人もいるでしょう。 恩師・・・
「春はあけぼの」。平安時代の女流作家・清少納言は、春の最も趣深い刻として夜明けを挙げました。新しい一日に、どんなことが起こるか、どんな人と出会うか。そういうときめきは、まさしく新しいものが芽吹く春とよ・・・
天理は知る人ぞ知る「桜の名所」。親里と呼びならわされる、天理教教会本部を中心とする一帯には、13品種約2万本の桜があり、そのほとんどが全国各地の信者の方々のお供えによるもの。3月初旬から初夏近くまで花・・・
言葉一つが肝心。吐く息引く息一つの加減で内々治まる。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一三七「言葉一つ」 その時々に相応しい言葉を出すのは、本当に難しいものです。言葉は人を力づけることもできますが、時には人・・・
川村優理(エッセイスト・俳人)1958年生まれ 仰ぎ見る古梅 奈良南部の文化財に、梅の庭があります。山麓の春は遅く、梅が咲き始めるころは、まだ凍てつくような寒い日が続いています。 庭にひときわ美しいの・・・
暖冬のせいか、今年は例年に比べて桜の蕾が早く膨らんでいる気がします。もうすぐ列島に線を描くように、一斉に北に向かって咲き進みます。 日中も咲いているのに、わざわざ夜にも観賞する花といえば、桜くらいしか・・・
手話通訳者として、愛媛県庁の会見や県内のテレビ番組などで活躍する傍ら、自ら手話サークル「伊予ハンズ」を立ち上げ、勉強会を開くなど地道な活動を続けている。 20歳のとき、アルバイト先の喫茶店で出会った聴・・・
商売人はなあ、高う買うて、安う売るのやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一六五「高う買うて」 一見、理屈に合わないようですが、仕入れ先から高く買い、顧客には安く売って、どちらにも喜んでもらい、人に喜んで・・・
藤本加寿子(元天理高校教諭)1959年生まれ 「音訳しています」 退職して5年。久しぶりに会った方から「どのように過ごしているのですか?」と尋ねられるので、「音訳しています」と答えている。 文字で書か・・・
筆者の住む温暖な地方でも、一年で最も寒い時季を迎えています。しかし、ふと庭先の梅に目をやると、もう花芽が膨らんでいました。体感する温度はさほど変わらないように思えますが、梅は確かに暖かさを感じているよ・・・
保護司とは、犯罪や非行をした人たちの立ち直りを地域で支えるボランティアで、法務大臣から委嘱される。 主な役割は、保護観察を受けている人と毎月面接を行い、指導や助言をすること、刑務所や少年院に入っている・・・
皆んなも、食べる時には、おいしい、おいしいと言うてやっておくれ。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一三二「おいしいと言うて」 私たちが口にする、動物も植物も、元は命あるものです。慈しみの心をもって、不足せず・・・
濱 孝(天理教信道分教会長夫人)1972年生まれ 大みそかの夜には 小学1年生の、これから初めての冬休みに入るという終業式の日に、担任の先生がこんな話をしてくれた。 「大みそかの夜は、うれしかったこと・・・
温もりが恋しい季節になりました。ふと入ったコンビニではホットドリンクが目につく所に置かれ、肉まんやおでんのコーナーには人が並んでいました。外に出て、マフラーで顔の半分を覆いながら歩きます。呼気のほどよ・・・
年の瀬も押し詰まったころ、全国各地の教会からお供えされた鏡餅が、天理教教会本部神殿の四隅にうずたかく積み上げられます。その量、約22トン(昨年度)。正月の三が日、神前に供えられた後、1月4日の「鏡開き・・・
この屋敷は、人間はじめ出した屋敷やで。生まれ故郷や。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』三三「国の掛け橋」 奈良県天理市にある「ぢば」は、親神様が最初に人間を宿し込まれた地点であり、すべての人の故郷です。教祖・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 今年、ドラマをきっかけに有名になった言葉が「人生〇周目」です。昨年、体調を崩して死にかけていた私も、2周目の人生を与えられたつ・・・
慌ただしく時が流れる現代。心に余裕がなくなると、活動的な働きを司る交感神経が、どうしても過剰に働いてしまいます。 そんなときこそ深呼吸。心がスーッと落ち着きます。深く呼吸することで副交感神経が刺激を受・・・