“教えに基づく生き方”学ぶ – リポート ようぼく講習会
2024・7/24号を見る
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初の1泊2日コース実施
陽気ぐらしへ向かって、教えに基づく生き方ができるよう、ふしに込められた親心を悟るヒントを得る__。教養室(松村義司室長)が主催する「ようぼく講習会」は7月6、7の両日、第38母屋で開催され、50人が受講した。これは、ようぼくがそれぞれの立場で、陽気ぐらし世界実現に向かって使命を果たすことができるよう、親里ぢばにおいて、をやの思召を学びながら、自らの役割を再確認し、今後の日常生活に生かそうとするもの。今回は、初の1泊2日コースとして、「教えに基づく生き方 ふしの受け止め方とたすかる信念」のテーマのもと実施。受講者は、プログラムを通じて、ふしに込められた親心を思案し、土地所で陽気ぐらしの教えを伝えていくことを誓った。
6日午前9時半、開講式。二人の講師による感話の後、山﨑石根・美阪分教会長による「ものの見方・受け止め方」と題する演習の時間が持たれた。
山﨑会長の指示のもと二人一組になった受講者は、物事をポジティブに捉える考え方について話し合った。
演習の後、班員と信仰談議に花を咲かせていた石井良枝さん(46歳・牧ノ島分教会教人・さいたま市)は今回、初めての受講。18年前、夫婦関係の事情で悩んでいたとき、天理教の教会名が書かれたパンフレットが自宅のポストに投函されたことをきっかけに、教会へ足を運ぶようになった。会長夫妻の導きで教えにふれるうち、事情をご守護いただいた。以来、仕事の傍ら毎日パンフレットのポスティングを続けている。
石井さんは「教祖のひながたに照らして、物事をポジティブに捉え直す考え方をするという話が心に響いた。教祖140年祭へ向かう三年千日の旬に、自身の経験を〝話の台〟として教えを広めていければ」と話す。
思召に気づき思案重ね
翌7日午前9時すぎ、井筒梅夫本部員が「ふしの受け止め方」と題して講義。人生の中で起こってくるあらゆるふしは、教えに沿う生き方ができるようぼくに成人してもらいたいという親神様の親心によるものだとして、思召に気づき思案を重ねて、ふしから芽が出る喜びを感じることが大切と述べた。
「ふしにまつわるテーマに興味があった」と話すのは、結城喜明さん(43歳・髙安大教会ようぼく・京都府福知山市)。講義の中で「たんのうは前生いんねんのさんげ」との教祖のお言葉が心に残ったという。
結城さんは「これまで『なぜ自分がこんな目に』と思う出来事に悩むことが少なくなかったが、講義を通じて自らの考え方を改めるとともに、過去の出来事への認識も変わったように思う。たんのうの心を治めることを少しずつ実践していきたい」と語った。
この後、白熊繁一・中千住分教会前会長が「教えに基づく生き方」と題して講話。身上・事情を頂いたとき、身の周りの有り難いと思えることに一つでも多く目を向けることや、まず自らが丸い心を持つことなど、教えに基づく日々の通り方を示した。
受講者の一人、関本周平さん(28歳・紀周分教会周陽布教所教人・和歌山県すさみ町)は人間関係に悩むなか、今回の受講を通じて、「普段から教会につながる大切さを、教祖が教えてくださったのかもしれない」と感じたという。
関本さんは「これからは自分と同じような境遇の人に、ふしにこもる親心を感じてもらえるよう、自身の体験を伝えていきたい」と話した。
「ようぼく講習会」の動画をご覧いただけます。