一人ひとりが身近な人へ – 全教一斉にをいがけデー
立教185年「全教一斉にをいがけデー」の実施要項が先ごろ発表された。提唱90周年の節目を迎えた今年、推進役を担う布教部(松村登美和部長)では、9月28日から30日までの3日間を実動日とし、ようぼく一人ひとりが身近な人へのにをいがけに取り組むよう全教に呼びかけている。さらに「にをいがけデー」用リーフレット(二つ折り)や、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの積極的な活用を促している。
日ごろ教会などを拠点に、思い思いに展開しているにをいがけ活動を、年に一度、同じ地域に住むようぼく・信者が心を合わせて推進する「にをいがけデー」。提唱から90周年の節目を迎えた本年、各地域において一人でも多くのようぼくが「にをいがけデー」を機に、日々の布教活動に踏みだせるよう、「教区・支部情報ねっと」や教区報・支部報などを活用し、より一層丁寧に参加呼びかけを行うことを申し合わせている。
また、新型コロナウイルス感染症の発生状況により、大勢が一カ所に集まっての活動が難しい地域では、”身近な人へのにをいがけ”に取り組むとしている。
布教部では「にをいがけデー」に向けて実施要項を配布し、その中で、にをいがけのヒントになるさまざまな活動例を提示。身上者に積極的におさづけを取り次ぐことをはじめとして、路傍講演や神名流しのほか、先ごろ新たに作成された「にをいがけデー」用リーフレット「感謝の心を行いに」の活用を促している。
また、「天理教ホームページ」内の教えを分かりやすく伝える動画や音声などのコンテンツを積極的に活用するよう呼びかけているほか、SNSを使ったにをいがけも紹介している。
お話動画で理解深め
今年のリーフレット「感謝の心を行いに」は、人間が親神様のご守護によって生かされて生きていることにふれたうえで、何げない日常への感謝の気持ちを行いに表す、ひのきしんの意義を伝える内容となっている。
その中で、日常の中で取り組みやすいひのきしんの具体例を提示するとともに、ひのきしんは、いつでも誰にでもできる行いであることが示されている。
布教部では、リーフレットを手渡す際に、相手の状況に応じて教えの一端を伝えたり、自分のたすかった体験談を話したりするなどの活用例を挙げて実践を呼びかけている。
また、リーフレットを受け取った人が、教えに対する理解をより一層深められるよう、「感謝の心を行いに」の内容に沿ったお話動画を新たに制作。リーフレット裏面のQRコードから動画を視聴できるよう現在、準備を進めている。