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9日間で15万6千人帰参
“真夏の祭典”が催された9日間、日中の日差しが和らいだ夕刻の神苑に、「鼓笛お供演奏」の音色が響きわたる――。
教会本部主催の立教187年「こどもおぢばがえり」は4日に閉幕した。7月27日から9日間にわたり開催された今年は、11日間実施された昨年よりも約4万3千人多い15万6千859人が帰参。夏のおぢばで元気いっぱいに楽しむ子供たちの笑顔が輝いた。
期間中、日本晴れが続いた親里。最終日に夕立があり、急遽「鼓笛お供演奏」をおやさとやかた真東棟吹き抜けで実施するなどの対応が取られたが、鼓笛隊員は、はつらつとした表情で演奏・演技を披露した。
奈良県内に連日「熱中症警戒アラート」が発表されたことを受け、教会本部では各団に熱中症対策を呼びかけるとともに、「憩の家」の全面協力のもと会場内6カ所に救護所を設置。医師や看護師ら延べ200人以上が救護ひのきしんに当たり、けがをしたり体調を崩したりした子供たちに迅速な処置を施した。
海外からは、アメリカやモンゴル、コロンビアなど20カ国・地域から計428人が帰参。「少年ひのきしん隊」に入隊した海外の子供たちは、お茶接待のひのきしんを通して人に尽くす喜びを味わった。
今年も大勢の帰参者でにぎわった「こどもおぢばがえり」。子供たちは、忘れられない“夏の思い出”を胸に家路に就いた。
4日「感謝のつどい」
「こどもおぢばがえり」閉幕後の4日、本部夕づとめ前の東礼拝場で「感謝のつどい」が催され、期間中、受け入れに当たった本部在籍者や係員、ひのきしん者らが参集した。
あいさつに立った中田善亮表統領は、「こどもおぢばがえり」期間中、少年会員を喜ばせようと引率に当たった育成会員をはじめ、おぢばの各所で連日ひのきしんを行った皆さんの姿があったとして、「その一手一つの姿を親神様・教祖がご覧くださり、大難を小難、小難を無難にお連れ通りいただいたことは、何よりのご守護の姿である」と述べた。
そのうえで、一手一つの姿を体現した係員らにねぎらいと感謝の言葉をかけた。
最後に期間中の無事に感謝し、全員で本部夕づとめに参拝した。
今年の「こどもおぢばがえり」の様子を伝える動画を見ることができます