全教会での実動めざし – 9月「全教会布教推進月間」近づく
2024・8/21号を見る
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既報の通り、布教部(土佐剛直部長)は、例年9月に設けている「にをいがけ強調の月」を、今年と来年は「全教会布教推進月間――一手一つに世界たすけの歩みを進めよう」に設定。教祖140年祭に向けて、全教会を拠点に一人でも多くのようぼくが実動することを促している。ここでは、「月間」に向けて着々と準備を進める直属教会の取り組みを紹介するとともに、土佐部長の談話を掲載する。
「全教会布教推進月間」は、教祖140年祭活動のさなかに、ようぼくがさらに強い意識をもって布教活動を行い、世界へ教えを広めようとするもの。ようぼくが一人でも多く実動できるよう、各教会の現状よりも一歩前に進んだ内容を目指すことや、「教祖140年祭教会長夫妻おたすけ推進のつどい」を受講した教会長夫妻がまず実動し、その熱を教会につながるようぼくへ伝えること、直属教会布教部は婦人会支部や青年会直属分会などと連携して、「月間」の動きを計画することなどを申し合わせている。現在、全教会を実動拠点にすることを目標に、各直属教会の布教部で実施計画が立てられている。
期間は、立教187年9月1日から30日までと、188年9月1日から30日まで。
直属教会ごとに活動内容を計画
各直属教会では、全教会が拠点となることを目指し、部内教会に実施計画書の提出を呼びかけたり、事前に集いの場を設けたりしている。
計画中の実動内容は、独自に作成したリーフレットを用いたにをいがけを行う、布教部員が率先して毎日実動する、地域で活動の拠点を設ける、月次祭祭典後に神名流しや路傍講演をするなど、多岐にわたる。併せて、『天理いきいき通信』の手渡しをはじめ、フリップなどのにをいがけグッズやSNSなどの“ツール(道具)”の活用を促している。
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日本橋大教会(中臺健児会長・東京都品川区)では、部内教会へ実動を促すためのお願い文を送付。その中で、SNSや天理教ホームページのWEB動画を使った実動例を紹介したほか、大教会布教部が作成した“にをいがけはがき”を同封し、「月間」に活用するよう呼びかけている。
また、昨年に引き続き、9月2日の大教会の月次祭後に神名流しを行うとともに、婦人会は例会日の実動、青年会は布教キャラバン隊の結成など、各会での実動も計画している。さらに、本部布教部が主催する「にをいがけオンラインミーティング」のプログラムを、大教会独自に実施することを検討している。
小林弘志・大教会布教部長(54歳・宇都宮分教会長)は「一人ひとりがわが事として自分にできるにをいがけに動いてもらい、親神様・教祖にお喜びいただきたい」と話す。
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一方、生駒大教会(中川徳弘会長・奈良県生駒市)では、同大教会につながるようぼく・信者に、にをいがけへの意識を高めてもらおうと、8月月次祭で「にをいがけ」をテーマにした祭典講話を行うよう全部内教会に徹底。さらに、各教会に対して、具体的な取り組みを盛り込んだ「にをいがけ実動日」の計画書を提出することや、本部布教部が作成したにをいがけデー用リーフレット「『ふし』あればこそ」を各教会へ30枚配布し、身近な人へのにをいがけに活用するよう呼びかけている。
さらに、9月からは教友が実動する姿をSNSで共有する取り組みなども進める予定だ。
中川正則・大教会布教部長(57歳・有里分教会長)は、「この機会に一人でも多くのようぼくを巻き込んで、年祭活動2年目にふさわしい、実のある月間にしたい」と話した。
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なお、9月28日から30日までの3日間は、従来通り「全教一斉にをいがけデー」を実施する。
教えを伝えられるようぼくへ – 談話
土佐剛直 布教部長
教祖140年祭へ向かう中で、すべての教会をにをいがけ・おたすけの拠点とし、教会長を先頭に、一人でも多くのようぼく・信者が実動することを目指して、今年と来年の9月を「全教会布教推進月間」と定めた。
これは年祭活動の動きの一つであるが、ひと月だけ動けばいいというものではない。「月間」での取り組みを通じて、にをいがけの大切さや有り難さを少しでも感じることで、教えを伝えられるようぼくへと成人の歩みを進めるきっかけにしてもらいたい。そして、身近な人へのにをいがけをはじめとし、教えの実践を心がけていただきたい。
また、月末の3日間に「全教一斉にをいがけデー」を実施するに当たり、布教部ではにをいがけデー用リーフレット「『ふし』あればこそ」を新たに作成した。こうしたツールを活用して、一人でも多くの方に実動していただきたい。