結成70周年の節目に若い会員がぢばへ伏せ込み信仰信念を培う – おやさとふしん青年会ひのきしん隊
2024・9/25号を見る
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「おやさとふしん青年会ひのきしん隊」は今年、結成70周年の節目を迎えた。青年会本部(安井昌角委員長)は5、6の両日、同隊の「FLAT入隊」を実施。これは結成70周年の節目に、立場や年齢が近い会員同士の交流を図り、次代を担う人材の育成を目的に企画されたもの。「教会長後継者コース」と「学生層コース」の二つが用意され、今回は「学生層コース」に15人の会員が参加した。このほか、年間を通じて、通常入隊にも直属分会や教区青年会から大勢の会員が入隊。節目の年に、若い会員たちがぢばへの伏せ込みの汗を流している。
青年会ひのきしん隊は、昭和29年に発足。以来、さまざまな変遷を経ながら活動を続け、おやさとやかたと東西礼拝場の普請のうえに大勢の会員が力を尽くしてきた。
コロナ禍以降、従来のあり方からの変更を余儀なくされたものの、ぢばへの伏せ込みを通じて信仰信念を培う精神を大切に、日帰り入隊を実施するなど、活動の幅を広げてきた。
仲間とのつながりを大切に
「学生層コース」初日、第100母屋に参加者が集合。隊服に着替えた後、バスで奈良県御杖村にある蛇谷山へ向かった。
午前10時半、地下足袋を履いた参加者たちが出動。この日、台風10号の影響で散乱した木の枝の撤去作業を行った。
東京から参加した島﨑温大さん(21歳・本千葉分教会ようぼく)は「これまで通常入隊を経験したことはあったが、学生だけの入隊と聞いて楽しみにしていた。ひのきしんを通じて、同じ道を歩む新たな仲間ができれば」と話す。
午後は、蛇谷山にある宿舎で、班ごとに分かれてワークなどのプログラムに取り組んだ。3回にわたるワークでは、普段抱えている悩みや自らの信仰について語り合った。
参加者の一人、村田徹平さん(20歳・聖踏分教会ようぼく・天理市)は、普段はどうしてもスマートフォンを見る時間が長くなりがちだが、期間中は自由時間も参加者同士で話が弾み、交流を深められたという。
「班のメンバーと話す中で、それぞれがしっかりとした考えを持っていることが分かり、刺激を受けた。今回できたつながりを大切にして、互いにたすけ合いながら道を歩んでいきたい」と笑顔で語った。
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“節目の年”を迎えるなか、青年会ひのきしん隊では、通常入隊にも、直属分会や教区青年会から多くの会員が志願している。
5月18日には、埼玉教区青年会から87人が参加したほか、8月には髙安分会から1カ月間で239人が参加。さらに今月は、河原町分会から大勢の会員が入隊するなど、多くの分会からの参加が相次いでいる。
宮内元浩・同隊班長は「節目の年に多くの会員が入隊してくれて、大変ありがたい。これからも、入隊した人の日常生活に変化が起こるような伏せ込みができるよう、世話取りに努めたい」と話している。
FLAT入隊の様子をご覧になれます