子供たちのけんかが絶えない – 人生相談
Q. 4人の子供のけんかが絶えません。特に10歳の長男と8歳の次男は、ささいなことで大げんかをします。こうしたとき、私がつい長男を叱ってしまうので、長男は不満を感じているようです。子供たちのけんかに、どう対処すればいいでしょうか。(40代女性)
A. 兄弟はけんかを通じて成長するという考え方もありますが、日常的なけんかに時間を費やすのではなく、より前向きな課題に取り組み、成長するほうが、親子ともに得るものが大きいと考えます。その方法が予防教育です。
日常的なけんかにはパターンがあります。たとえば、おもちゃの取り合いによるけんかを予防するためには、使うおもちゃを話し合いやジャンケンで事前に決めておくのです。使う時間なども決めておくと、さらにけんかが減ります。このように、事前に決めておいたほうがいいことを子供と話し合い、練習し、できたら褒めるというサイクルをつくります。
また、子供の良い行動には、親が褒めて関心を示さないと、子供は問題行動によって親の関心を引こうとする傾向があるので、けんかをせずに遊べたら褒めて遊ぶ時間を延ばし、けんかが起これば遊ぶ時間を延長しないようにします。このような過程を通じて子供たちは、事前に準備しておくことで物事はうまく進むのだと学びます。
最後に、信仰面でも前もって準備することが大切です。旬にしっかりと伏せ込むと、いざというときに親神様の結構なお働きを頂くことができます。ご自身に道の旬を逃さない準備ができているか、この機会に点検されてはいかがでしょうか。
回答者:堀 健一(家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)