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緑を増やし、人を育てて母国の未来に“種を蒔く” アミーラ・ダリさん – ヒューマンてんり人


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アミーラ・ダリさん(天理教谿郷分教会所属)

南アジアのネパールで植樹活動に取り組むNGO「ラブ・グリーン・ネパール」を立ち上げ、30年以上にわたって植え続けた木々は150万本を超えるという。

幼いころから飛び級を重ね、12歳で高校卒業。国立トリブバン大学大学院を修了後、天理大学選科日本語科(当時)で日本語を学んだ。その後は東京の天理教谿郷分教会に住み込みながら、上智大学大学院で経営学を学び、日本企業で研修を受け、6年に及ぶ留学生活を終えた。

帰国後、森林破壊が進む母国の現状を憂い、NGOを設立。1本の木から始まった植樹活動は、農村の開発、学校の建築、女性教育の促進など多様な分野に広がり、“南アジアの最貧国”ネパールが抱えるさまざまな課題の解決に力を尽くしている。

昨年、日本とネパールの友好関係や相互理解の促進に対する貢献を評価され「令和5年春の外国人叙勲」の「旭日双光章」を受章した。

「私という“一粒の種”を育ててくれたのは日本です。種は上手に育てると、たくさんの種が採れます。ネパールの未来のために種を育てて蒔き続ける。それが神様から与えられた、私の役割だと思っています」

アミーラさんの活動をネパールで取材した『すきっと』41号の記事をご覧いただけます。
https://doyusha.jp/jiho-plus/pdf/202411_tenri-ikiiki.pdf


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