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“変わらないもの”を守る


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新しい年を迎えました。日本では「明けましておめでとう」、英語圏では「ハッピーニューイヤー」と言葉を交わします。新たな年に祝意と幸せへの願いを込める習慣は、洋の東西を問わないようです。

いつもと同じように、太陽は東から昇り西へ沈む。連続する時間に“特別な仕切り”をつくり、過ぎし一年を反省して仕切り直し、持ち続けるものと捨て去るものを峻別します。

誰しも人生の目標を持って生きています。それは、何年も抱き続けた夢であり、そうなりたいと思い続けている願望でしょう。その“変わらないもの”を守るために、毎年リセットを繰り返して微調整するのです。「変わらず生き残るためには、変わらなければならない」という、映画『山猫』の名台詞が頭をよぎります。

仕切りがあるということは、ありがたいですね。年が替わっても何かとバタバタする日常にあって、心を落ち着けて沈思黙考する、束の間のひと時を持ちたいものです。

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