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5種類の花が咲き競う天理のサクラの新名所 布留川河川敷 - ようこそ天理へ


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大和青垣の龍王山を源とし、天理市街を西流して大和川に合流する布留川。万葉集にも詠まれたこの川は、古くから市民に親しまれてきました。近年は定期的に清掃活動が行われ、ホタルの飛ぶ姿も見られます。

天理教教会本部神苑の南側一帯では、約40年前から、全国各地からお供えされた桜の苗木が川岸に少しずつ植えられてきました。現在では数十本の桜が、3月下旬から一斉に開花します。

ソメイヨシノ、ベニシダレザクラ、陽光ザクラなど5種類があり、白色から濃いピンクまで、さまざまな色の桜が少しずつ時期をずらして咲くので、長期間にわたって色の変化を楽しむことができます。

お勧めのビューポイントは、神殿から真南にある陸橋です。紅白の花々の鮮やかなコントラストが眼下に広がります。また、河川敷には遊歩道が整備されていて、そこから見上げる桜も一見の価値あり。川岸の傾斜に沿って何段にも連なる満開の花々が、辺り一面を埋め尽くします。


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