“締めくくりの年”の門出 – 天理教校卒業式
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将来の道の中核を担う人材を育成する天理教校(永尾洋夫校長)は3月9日、真柱様、大亮様ご臨席のもと、おやさとやかた東右第1棟4階講堂で卒業式を挙行した。教祖140年祭へ向かう三年千日“締めくくりの年”の卒業生は、本科研究課程3人、同実践課程11人、専修科27人の計41人。おつとめ衣姿で出席した。
式典では、遙拝に続いて、永尾校長が本科研究課程、同実践課程、専修科の代表に卒業証書を手渡した。
あいさつに立たれた真柱様は、卒業生一同にお祝いの言葉を述べられたうえで、ここで学んだことを忘れないで、天理教校が生まれた目的に適うような道を歩んでもらいたいと期待を寄せられた。
続いて、今年は教祖の年祭を目指す年祭活動の3年目であることに言及。私たちが、いまも教祖の年祭を勤めるその起こりは、教祖が現身をおかくしあそばされたという事情が元になっているのであり、年祭を一つの区切りとして、自分はここまで思召に近づくことができたと教祖にお応えさせていただくことが、年祭を勤める意義であると明示。ようぼくは教祖の道具衆であると教えられているとして、「陽気ぐらしを見て共に楽しみたいというのが、人間を造られた元の親の思召であり、その思召を実現するために、親神様のお心に沿って働き、悩み苦しむ人々に元の親の思いを伝えてたすけ上げ、その人の心が陽気に立て替わるように心を尽くすのが、道具衆の仕事である」と諭された。
最後に真柱様は、教校で学んだことを、今後それぞれが進む道に生かしてもらいたいとして、「いまよりも、もっと立派なようぼくとなり、教祖に使っていただける人材となる努力を続けてくれることを」と願われた。
これに先立ち、永尾校長が訓辞。同校のモットーである「求道と伏せ込み」は生涯通るべき道であるとして、「どんな状況に直面しても、教祖のひながたを忘れず、陽気ぐらしの心で歩み続けてほしい」と激励した。
このほか、式では本科研究課程の卒業生代表が「謝辞」。続いて、同実践課程と専修科の代表が「誓いの言葉」を述べた。
式後、心地よい春の陽気のなか、卒業生たちは本部神殿へお礼参拝に向かった。





