「よく頑張ったな」とお喜びいただけるよう – おやさと講演会
2025・5/14号を見る
【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。
教祖年祭は“成人の旬”
思召を世界へ伝えて
教会本部主催の「おやさと講演会」の3回目が4月25日、本部第2食堂で開かれた。同講演会は、帰参したようぼく・信者を迎え入れ、講演を心の糧にしてもらうことを目的とするもの。教祖140年祭へ向かう三年千日“締めくくりの年”に、おぢば帰りを推進する一助として実施されている。当日午後5時15分、会場には本部月次祭前日に各地から帰参したようぼく・信者ら228人が参集するなか、講師の浜田道仁本部員が「あなたの陽気ぐらしは何%――陽気ポイントを溜めよう」と題して登壇。ここでは、講演内容とともに、同講演会に参加した3人の帰参者の声を紹介する。
浜田道仁本部員が講演
浜田本部員は講演の中で、教祖の年祭は“成人の旬”であることを踏まえ、成人とは陽気ぐらしの教えの実践頻度が増えていくことであり、そのためには有り難いという気持ちを日々に少しでも多く持つことが重要と話した。
続いて、演題の「陽気ポイントを溜めよう」について、これは徳を積むことと同義であり、「おつとめでご守護を頂く、おさづけで効能を見せていただくためには、日々の通り方が大切」と語った。
この後、近年、南海トラフ地震や首都直下地震の発生が予測される中で、私たち信仰者にできるのは祈ることであるとして、「願いをお受け取りいただくためには、私たちの真実を捧げなくてはならない」と強調。その真実とは、互いにたすけ合って仲良く暮らすことや、信仰を子や孫に受け継ぎ、親神様の思召を世界へ伝えていくという大きい心定めであると述べた。
最後に浜田本部員は、教祖140年祭まで残り9カ月になったことにふれ、「ひながたの道を一つでも二つでもたどらせていただいて、『よく頑張ったな』と教祖にお喜びいただけるよう、ともどもに心明るく、勇んで通らせていただきたい」と、話を締めくくった。
信仰実践を重ね
この日、会場には各地から228人が参集。帰参者の一人、内野絵里さん(47歳・武養分教会教人・東京都八王子市)は、今回初めて会場へ足を運んだ。
教祖140年祭に向けて毎月、家族ぐるみでおぢば帰りを続けている内野さん。講演の中で、「神様に凭れて通ることが大切」という言葉が心に響いたという。「親神様におすがりする心を忘れず、おつとめとおさづけに励もうとの気持ちを新たにした」と話す。
夫婦で熱心に耳を傾けていたのは、井上孝則さん(71歳・古福分教会教人・兵庫県加東市)。教祖130年祭活動のさなか、娘に膵臓がんの可能性があることが分かり、たすかりを願って毎月のリーフレット配りを始めた。懸命に努めるなか、その後の検査では、がんの疑いがなくなるという不思議なご守護を頂いた。
井上さんは「今後も自分にできる信仰実践を重ね、ご恩報じに徹したい」と語る。
また、「年祭に向けて一段と実動に拍車を掛けたい」と意気込むのは、坂上俊英さん(48歳・鶴湘南分教会長・神奈川県平塚市)。教会につながるようぼく・信者におぢばの声を届けたいと、講演会に臨んだ。
坂上さんは「徳積みの大切さを分かりやすく教えてくださった。残りの年祭活動の期間を、ようぼく・信者と共に喜び勇んで通りたい」と話した。