開設20周年の節目を迎え – 「天理教基礎講座」東京会場
2025・5/14号を見る
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344回で7478人が受講
東京教区(入江和德教区長)は4月28日、土佐剛直・布教部長を迎え、豊島区の教務支庁で「天理教基礎講座」東京会場開設20周年の記念式典を挙行。同講座の講師やスタッフら23人が参集した。
初めて教えにふれる人や、入信間もない人などを対象とする「基礎講座」。平成15年におやさと会場でスタートして以来、北海道・東京・福岡・新潟・福島・長崎・鹿児島の7教区の会場でも行われている。
東京会場は平成17年、地方開催2会場目として開設。25年からは受講者数のさらなる増加を図り、“夜間講座”も実施してきた。これまで344回の開講で7478人が受講。一般の受講者は1278人に上る。
現在、毎月第2日曜日の午後1時半からと、毎年7月第2土曜日の午後5時から開講。講座の内容は、教えの概要などをまとめた約15分のビデオ「陽気ぐらしへの道」の視聴のほか、経験豊かな講師が「親神様・教祖・ぢば」「かしもの・かりもの」などをテーマに講話を行うとともに、受講者におぢば帰りを呼びかける。
教えを分かりやすく伝える場
当日午後4時、式典がスタート。席上、土佐部長があいさつに立った。
土佐部長は、3月におやさと会場での受講者数が20万人に達したことにふれ、「基礎講座を大勢の人が利用してくださっているのは大変ありがたいこと」と述べた。
続いて、基礎講座は“天理教紹介コース”として、未信仰の人にも分かりやすく教えを伝える場であると前置きしたうえで、すでにようぼくである人も、受講を通じて講座の内容を理解することで、人を誘いやすくなり、教えを伝える際の参考にすることもできるとして、同講座の一層の活用を呼びかけた。
式典の後、二つのグループに分かれた参加者たちは、今後、講座を継続するに当たっての展望や課題について意見交換した。
中臺健児・同教区布教部長(54歳・日本橋大教会長)は「お道の教えを知らない方が、教区のホームページや、にをいがけチラシをきっかけに受講されることも少なくない。そうしたことから、基礎講座は教えを伝えるうえで非常に大事な役割を担っていると感じる。今後も、にをいがけの一助にしてもらえるよう広く受講を促していきたい」と話した。
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