天理のサクラが“奇跡の絶景”に
写真家・藤浪秀明さん初の写真集出版
写真家の藤浪秀明さん(46歳)が手がけた初の写真集『和想百景――知られざる奇跡の絶景』(株式会社KADOKAWA)が先ごろ出版された。“知られざる奇跡の絶景”をテーマとする本書には、別席場前のシダレザクラの写真2点が大きく見開きで紹介されている。
掲載された写真は、日中および今年3月下旬から4月上旬にかけて行われた夜間ライトアップ時に、それぞれ雨上がり後の水たまりに反射させて撮ったもの。過去、藤浪さんが自身のSNSで「サクラボール」と名づけて発信したことから、国内外で話題となった経緯がある。
「wasabitool」のハンドルネームで活動し、SNSの総フォロワー数が17万人を超える藤浪さん。今回の写真集出版には、撮影に協力してもらった地域の紹介のために、との思いを込めたという。
とりわけ、毎年のように撮影に訪れる天理のシダレザクラは必ず掲載してもらいたいと版元へ要請したとして、「見本誌ができあがったときには、撮影当時、天理の皆さんに親切にしてもらった思い出が蘇って、うれしくなった」と振り返る。
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『和想百景――知られざる奇跡の絶景』はB5判112ページ。価格は2,200円(税込)。道友社おやさと書店でも取り扱っている。