ちょうどよい時期に ちょうどよい肥(声)を
家庭菜園のキュウリやナスが、陽の恵みを受けてすくすくと成長し、次々と実を結んでいます。暑さに耐えながら、元気よく枝を伸ばし実を付けさせるには、施肥が欠かせません。
施肥には、タイミングや目的によって、いろんな呼び方があります。「元肥」は植え付けの前に土に施す肥料。「芽出し肥」は発芽を促す肥料。「お礼肥」は花や実を付け終えたあとに体力を回復させる肥料。施肥や水かけのとき、呼び名のとおり「頑張ってるね、その調子」「ありがとう」などと、励ましやお礼の声をかけているときがあります。
施肥がうまくいくと、植物は本来の力を発揮して豊かな実りをもたらしてくれます。かといって必要以上に与えると、根腐れの原因になり枯らしてしまうこともあるのです。
そういえば「肥」は「声」に通ずるものがあります。ちょうどよい時期に、ちょうどよい肥料を与えること。それは人に対する言葉かけに似ているかもしれません。
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