海外の若者たち夏の親里で育つ -「おやさと練成会」
2025・7/30号を見る
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40年続く“求道の夏”今年も
海を越えておぢば帰りした若者たちが、夏の親里で育つ――。
海外の道の若者たちがおぢばに帰り集い、教えを学び、にをいがけなどに励む「おやさと練成会」(海外部主催)が7月16日から22日にかけて実施された。
海外の教会や布教所などにつながる高校生・大学生を対象とし、1984年にスタートした同練成会。40年以上にわたり、道の後継者育成と伝道のうえに重要な役割を担ってきた。
今年は、「英語コース」「ポルトガル語コース」「中国語コース」の3コースを開講。4カ国・地域から計41人が受講した。
期間中、受講生は教理を学ぶとともに、「史跡見学」「境内地ひのきしん」「にをいがけ研修」などのプログラムに取り組んだほか、別席を運ぶ時間が設けられた。
教理を学ぶプログラムでは、テーマ別のワークショップを通じて、受講生が談じ合い、教えについて理解を深めた。また「史跡見学」では、教祖誕生殿や記念建物などを見学。「境内地ひのきしん」では、各コースに分かれて本部神殿階下の清掃のほか、回廊拭きに励み、伏せ込みの汗を流した。
中盤には、「にをいがけ研修」を実施。中国語コースは、天理市内で神名流しに勤しんだ。一方、英語コースは、外国人観光客でにぎわう奈良市内で、リーフレット配りを行った。
中国語コースの受講生の一人、俞承軒(ユウチェンシェン)さん(18歳・台湾正心教会所属・台湾)は信仰3代目。7日間のプログラムを振り返り、「ワークショップなどを通じて心の使い方やひのきしん、にをいがけの大切さを学んだ。親里で学んだことを台湾の友人に伝え、教祖140年祭活動の旬に多くの人を伝道庁や所属教会につないで、親神様・教祖にお喜びいただきたい」と話した。
一方、ポルトガル語コースを受講した寺本ジュリア香理さん(18歳・津伯竜教会所属・ブラジル)は「おぢばで教えを学び、心の成人をさせてもらいたいとの思いから受講した。地元に戻った後は、お道の教えを周囲に伝えて、一人でも多くの人におさづけを取り次ぎたい」と語った。
なお、韓国語コースは、8月2日から8日にかけて実施される。



