年祭活動3年目も折り返し 足並み揃え布教実動続けて 第16回 支部・青年会・女子青年のにをいがけ活動 – リポート三年千日 一手一つに成人の歩みを
2025・7/30号を見る
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教祖140年祭へ向かう年祭活動の3年目も折り返しを迎えるなか、各地では足並みを揃えた布教実動が続けられている。ここでは、新潟教区刈羽支部、鳥取教区青年会、福岡教区婦人会女子青年の三つの活動を紹介する。
「神名流しの日」を定め
新潟・刈羽支部
7月6日午前10時すぎ、新潟県柏崎市のアーケード街では、新潟教区刈羽支部(五十嵐正信支部長)の教友たちが神名流しに取り組んでいた。
同支部では一昨年、支部の年祭活動を模索するなか、地域の教友が足並みを揃えてにをいがけに取り組むため、毎月の神名流しの実施を決定。「教祖140年祭のその日まで、毎月第一日曜日は神名流しの日!」を合言葉に掲げ、にをいがけ活動を継続してきた。
30度を超える「真夏日」となったこの日。柏崎海浜公園に参集した教友13人は、神名流しに出発。「陽気ぐらしの天理教」と書かれた旗を先頭に、「よろづよ八首」を奉唱しながら周辺を練り歩いた。
参加者の一人、関幸雄さん(47歳・長鳥分教会ようぼく・柏崎市)は一昨年、教祖140年祭に向けた実動を思案するなか、所属教会長から支部の神名流しに誘われ、初回から参加してきた。
関さんは「幅広い年齢層の方と一手一つに実動することができてうれしい。親神様に日々ご守護いただいていることに感謝して、残る年祭活動期間も喜び勇んで実動していきたい」と話した。
五十嵐支部長(58歳・桐ケ丘分教会長)は「これからも、一人でも多くの教友に参加してもらえるよう呼びかけていきたい。支部の神名流しに参加することが心の成人への一歩になれば」と語った。
管内3支部を巡り実動
鳥取教区青年会
地域の人たちが行き交う駅前に、青年会員たちの勇んだ声が響く――。
鳥取教区青年会(市川周次郎委員長)は7月15日、米子市のJR米子駅周辺で神名流しを実施した。
「鳥取循環神名流し」と銘打ったこの活動は、教区内の東部、中部、西部の3支部にある教会や主要な駅の周辺を布教地に定め、毎月巡回しながら神名流しを行うもの。今年5月、東部支部の岩意分教会周辺で初めて実施し、6月には中部支部の東陰分教会周辺で実動した。
当日10時、米子駅前に会員たちが参集。快晴のもと、多くの車や老若男女が行き交う大通りで神名を流した。
参加者の一人、桐木善裕さん(31歳・本桐阪分教会教人・米子市)は現在、同市を拠点に単独布教に歩いている。「普段は一人で神名流しをしているが、今日は仲間と共に勇んでつとめることができてうれしかった。いまはおぢば帰りが推進されているので、教祖140年祭に向けて、初帰参の方はもちろん、過去におぢばへお連れした方にもあらためて声をかけ、一人でも多くの方を誘いたい」と語った。
市川委員長(28歳・倉吉分教会教人)は「毎月取り組む中で、『人のために何かさせてもらいたい』という気持ちが会員たちの中に芽生えてきていると感じる。今後も活動を継続し、少しでも地域に神名を広められれば」と話した。
「にをいがけデー」を設け
福岡教区女子青年
7月17日午後2時すぎ、福岡市の教務支庁周辺の住宅街で、福岡教区婦人会女子青年(森川実咲委員長)の会員ら12人が戸別訪問に歩いていた。
同女子青年では、毎月「にをいがけデー」を設け、教務支庁前での路傍講演と、周辺の住宅街での戸別訪問を実施している。
福岡教区(鍋山善嗣教区長)は3年前、「教祖140年祭に向け土台作りの年に」を合言葉に、管内教友の積極的な活動を促進。これを受け、吉福はる乃・同女子青年前委員長と森川委員長が戸別訪問を始めた。活動を続けるなか、2年前に女子青年の定例行事として定着し、教区婦人会の会員らも参加するようになった。
当日、教務支庁に集まった女子青年たちは、路傍講演を実施した後、2、3人のグループに分かれて戸別訪問を行った。
森川委員長(25歳・西北分教会ようぼく)は「仲間と共に歩くことで勇んで実動できると思う。これからも教祖にお喜びいただけるよう、多くの人に信仰の喜びを伝えていきたい」と話した。