真柱様ご夫妻 被災地へお見舞いに – 令和6年能登半島地震
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真柱様ご夫妻は8月29日、「令和6年能登半島地震」で被災した教友のお見舞いのため、石川県へ赴かれた。
29日午前10時ごろ、石川県輪島市の能登空港に到着された真柱様ご夫妻は、珠洲市の被災地域へ。現地では、清水栄宏・石川教区長の案内で、2カ所の教会を訪問された。
11時すぎ、北乃洲分教会(矢田勝治会長)へ足を運ばれ、参集した教友に対し、お見舞いの言葉を述べられた。また、現地での復旧・支援活動などの話に耳を傾けられた。
午後は、能洲分教会(福光健二会長)に集まった教友を見舞われるとともに、被災状況などについて詳しく話を聞かれた。
能登地方における本教の救援活動
地震から1年8カ月 いまも“息長い支援”続く
昨年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」から1年8カ月が経過した。 本教では地震発生から3日後、災害救援ひのきしん隊(=災救隊)本部が給水車2台を緊急輸送したことを皮切りに、1月5日から災救隊石川教区隊が給水活動を始めた。
1月16日からは災救隊本部隊が輪島市と珠洲市の避難所へ出動。避難所の運営サポートや避難者の食事提供に従事した。続いて、七尾市で給水支援活動を行ったのち、珠洲市災害ボランティアセンターの要請を受け、被災民家のブロック塀の解体などの復旧作業を開始。さらに、志賀町ボランティアセンターの要請を受け、ブロック塀を撤去した。
4月からは、輪島市の日本航空高校石川の校舎の一部に宿営地を設け、復旧支援に着手。輪島、珠洲の両市の社会福祉協議会と連携しながら、一般ボランティアには対応が難しい現場で、倒壊したブロック塀の解体作業などに力を尽くした。
129日間の全40次隊で46教区隊延べ7264人が実動。活動実績は給水支援49.5トン、避難所などでの炊き出し1万9529食、ブロック塀解体428件、“災害ごみ”(家財・ブロック塀)搬出・運搬1375トンとなった。
この後、能登地方では9月に「線状降水帯」が発生。豪雨により23河川が氾濫し、土砂崩れや床上・床下浸水などの被害に見舞われた。
こうしたなか、輪島市社会福祉協議会から要請を受けた災救隊石川教区隊が、9月29日から10月1日にかけて出動。また、福井教区隊も9月30日から10月1日にかけて応援出動した。
続いて、2日から災救隊本部隊も出動。16日間の全5次隊で11教区隊延べ451人が実動し、28軒の被災民家から計333トンに及ぶ“災害ごみ”と泥を搬出・運搬した。
教友有志による支援も
能登地方では、教友有志による救援活動も行われ、現在も“息長い支援”が続いている。
珠洲市の北乃洲分教会と寶立分教会(石橋雄一郎会長)は1月8日、「珠洲ひのきしんセンター」を独自に開設。多くの支援団体を受け入れ、さまざまな救援活動を展開した。
その中で、災救隊本部隊が出動した際には現地の情報を提供するなどして協力。さらに、珠洲市社会福祉協議会と連携し、被災民家の“災害ごみ”搬出などの作業も担ったほか、仮設住宅での慰問活動など、多岐にわたる支援を続けている。
現在も、教会や教区・支部、個人単位の教友有志を連日受け入れ、地域のコミュニティー支援などに精力的に取り組んでいる。