「全教会布教推進月間」に向け 各地で布教実動への意欲高めて
2025・9/10号を見る
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既報の通り、布教部(土佐剛直部長)は、例年9月に設けている「にをいがけ強調の月」を、昨年に引き続き「全教会布教推進月間――一手一つに世界たすけの歩みを進めよう」として設定。この“実動の旬”に向けて、各地で教友の布教実動の意欲を高める行事が相次いで実施された。
“にをいがけの火”を心に灯し
宮崎教区
宮崎教区(竹中敏一教区長)は9月1日、「にをいがけドリル研修会」を宮崎市の本部直属日向司分教会で開催。管内の教会長やようぼくら47人が参加した。
同教区では、教祖140年祭活動のスローガンに「もうひとり・もうひとつあなたができるおたすけを」を掲げている。今年の「全教会布教推進月間」に向けた取り組みとして、天理教ホームぺージのリンクなどを記載したチラシを添えたポケットティッシュを独自に作成。各支部に配布し、「月間」で実動する際に活用するよう申し合わせている。さらに、教区全体の布教意欲の向上を図ろうと、「にをいがけドリル研修会」を実施した。
当日は、村田幸喜・布教二課長が「にをいがけの大切さ、素晴らしさを学ぼう」をテーマに講演。その後、参加者たちは、近くの駅周辺で神名流しと路傍講演に取り組んだ。
宮路和徳・同教区布教部長(60歳・霊峰分教会長)は「にをいがけに対して苦手意識があり、実動へのハードルが高いと感じる人が少なくないなか、一人でも多くにをいがけに歩く人が増えればとの思いから開催した。研修会を通じて、参加者の心に“にをいがけの火”を灯していただいたと感じる。教祖140年祭に向け、引き続き一人でも多くにをいがけに歩けるよう心を配っていきたい」と話した。
教友が互いに勇ませ合って
滋賀教区
滋賀教区(中西吉次教区長)は8月31日、「にをいがけ勉強会」を大津市の教務支庁で実施。管内の教友46人が参集した。
この勉強会は、例年9月の「にをいがけ強調の月」を前に、管内の布教活動の機運を高めることを目指して12年前に始めたもの。今回は、年祭活動最後の「月間」を迎えるに当たり、「一人でも多くの教友と実動を」と教区布教部が一丸となって管内に呼びかけたところ、例年を大きく上回る参加者が集まった。
当日は、山﨑房生・同教区布教部長(64歳・甲賀大教会役員)のあいさつに続き、西川寿一氏(賑町分教会長)が「にをいがけは親孝行」と題して登壇した。
西川氏は、自身の布教経験などについて詳しく述べたうえで、「年祭活動3年目の『全教会布教推進月間』の旬に、ともどもに一歩でも二歩でも成人させていただき、教祖にお喜びいただけるように、まだ親神様の存在を知らない兄弟姉妹に元の親の思いを伝えていきたい」と語った。
この後、参加者は戸別訪問と路傍講演のグループに分かれ、それぞれ実動。気温35度の猛暑のなか、教友たちは互いに勇ませ合いながら、精力的に布教活動に取り組んだ。
参加者の一人、福井勝士さん(39歳・樽水分教会愛知川布教所ようぼく・愛荘町)は「戸別訪問は久しぶりで不安もあったが、講話で聞いた『教祖のお供をさせていただく』ことを意識する中で、不思議と安心感を覚え、意欲的に取り組むことができた。今回の勉強会を励みに、『全教会布教推進月間』では時間を見つけて戸別訪問に歩きたい」と笑顔を見せた。
山﨑布教部長は「教区管内の教友たちの勇み心につながったと思う。三年千日の残りの期間、教区・支部の布教部の担当者が一丸となって“旗振り役”を担い、管内の布教実動を一層活発にしていきたい」と話した。
勢いをもって「月間」に臨めるよう
愛媛教区
愛媛教区(神田尚久教区長)は8月30日、「教区にをいがけ研修会」を松山市の教務支庁で実施。管内の教会長やようぼく・信者ら128人が参加した。
同教区では、年祭に向けた取り組みとしてにをいがけ活動を推進。その一環として、各支部で毎月「にをいがけ日」を設け、布教活動を展開している。
この研修会は、「全教一斉にをいがけデー」に先立ち、布教意識を高めようと20年以上前から続けているもの。
当日は、是則ちなみ氏(小倉分教会長夫人)が講話。その後、布教実動の時間が設けられた。
参加者は複数のグループに分かれ、教務支庁周辺の住宅街で神名流しや戸別訪問に勤しんだほか、駅前で路傍講演などに励んだ。
二宮道一・同教区布教部長(62歳・三机分教会長)は「参加者の皆さんが積極的にプログラムに取り組む様子を見て、私自身も勇み心が湧いた。この勢いをもって『全教会布教推進月間』に臨み、三年千日の残りの期間も、ともどもに成人していきたい」と語った。