あらきとうりようらしく布教と求道と伏せ込みに励み – 第99回「青年会総会」
2025・11/5号を見る
【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。

青年会本部(安井昌角委員長)は10月25日、第99回「天理教青年会総会」を本部中庭で開催。国内外から大勢の会員が参集した。中山大亮青年会長は告辞の中で、青年会活動の根幹に立ち返り、布教と求道と伏せ込みを通じて、あらきとうりようの真価を発揮しようと呼びかけられた。続いて、真柱様のメッセージを、中田善亮表統領が代読。会活動を通じて教会や道の力となり、あらきとうりようらしく、布教と求道と伏せ込みに熱心に励み、残りの年祭活動を通りきってもらいたいと求められた。
曇り空となったこの日。分会旗を先頭に掲げた会員たちが、本部中庭に続々と集まってきた。
午後零時58分、中山会長の先導で、真柱奥様をはじめとする来賓が入場。式典では、礼拝、開会宣言の後、中山会長が告辞に立たれた。
会活動の根幹に立ち返り
中山会長は冒頭、過去の青年会総会における真柱様のお言葉とメッセージを引いたうえで、あらためて青年会活動の根幹に立ち返り、「布教」「求道」「伏せ込み」に邁進することを通して、「一人でも多くの道の若者が、同じ意識を持って共に活動し、心の成人をより一層進められる青年会として、あらきとうりようの真価を発揮したい」と決意を述べられた。
この後、「布教」「求道」「伏せ込み」に、それぞれ言及。布教とは、いまだお道の教えが伝わっていない所へ率先して分け入り、教えを伝え広めることであり、「それは、ひと言声をかけるところから始まる」、求道とは、教理を学ぶことを通して自らの信仰を掘り下げることであり、「自分の考えに教えを合わせるのではなく、教えに自分の考えを合わせていく姿勢が肝心」、伏せ込みとは、種を土の中に伏せること、すなわち種を蒔くことであり、蒔いた種、伏せ込んだ理はすぐに芽は出ないが、時間はかかっても、いつか必ず芽生えると信じて、をやの思いに近づく努力が大切である、と明示された。
最後に中山会長は、この「布教」「求道」「伏せ込み」が青年会の原点であり、活動の根幹であるとして、「残り3カ月の年祭活動の中で、また第100回総会に向かって、あらきとうりようの真価を発揮し、お道の未来を切り開いていこう」と呼びかけ、話を締めくくられた。
仲間と共に活動し道の力に
続いて、真柱様のメッセージを、中田表統領が代読した。
その中で、今年はかんろだいのぢば定めから150年に当たることにふれ、「ぢば定めによって、この場所が、親神様がこの地上でお鎮まりくださる場所であり、世界から真実のをやを慕って帰ってくる子供が、親神様を拝ませていただけるただ一つの場所であることが明らかにされた」と話された。
また、教会の設立に関する「おさしづ」を引いたうえで、お道の教会は親神様がお許しくださったたすけ一条の道の拠点であり、教会はぢばの理を頂いて、初めて親神様の自由自在のご守護を頂戴することができるとして、「この道を信仰するお互いは、国々の教会を通してぢばにしっかりとつながっていくことが大切」と述べられた。
そのうえで、ぢばの理につながる教会に結成された分会の活動は、教会の活動につながっているものでなければならないとして、取り組んでいった成果が将来、教会の内容充実に結びついていくものであることが大切と強調。「若い年代は将来の成人を目指して基礎づくりをしていくときであることを忘れないで、教会長や道の先輩に育ててもらう気持ちを持ち、自ら育つ努力を怠らずに、仲間をつくり、仲間と共に活発に活動し、青年会活動に熱心に取り組むことを通して、教会、ひいては道の力となっていってもらいたい」と求められた。
最後に、教祖140年祭を目指して歩んできた三年千日の年祭活動が終盤を迎えたことにふれ、「青年会員の皆さんには、さらなる成人の実をご守護いただいて、ご存命の教祖にご安心いただき、お喜びいただけるよう、残り少なくなった年祭までの日々を、あらきとうりようらしく、布教と求道と伏せ込みに熱心に励んで通りきってくださることを」と願われた。
この後、会員が「あらきとうりよう指針」を唱和。最後に全員で『天理教青年会々歌』を斉唱した。
◇
青年会本部は今年の総会に向け、会員一人ひとりが人のたすかりを願っておぢば帰りをする手だてとして、「おたすけ願」と称するカードを作成し、活用を呼びかけてきた。「おたすけ願」は当日、受付で回収。式典後、中山会長を芯に青年会本部実行部員らが本部神殿東礼拝場でお願いづとめを勤めた。その後、第100母屋で青年会本部委員らが十二下りのてをどりまなびを勤めた。


























