晩秋の風吹くなか – 立教188年11月月次祭
2025・12/3号を見る
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教会本部の11月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。
大亮様は祭文の中で、長の年月限りない親心のまにまに、よろづたすけにだんだんのお仕込みを賜り、ひたすら子供の成人を楽しみに、世界一れつをお育てくださる親神様のご慈愛にお礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ、教会長、ようぼく一同は、年祭活動締めくくりの年も残りひと月となり、あらためてぢばへ心を寄せ、教祖の道具衆としての自覚のもと、ひたすらたすけ一条に邁進し、旬にふさわしく親心にお応えできる成人の歩みを進めさせていただく決心でございます」と奏上された。
この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。時折、神苑に晩秋の冷たい風が吹き渡るなか、各地から帰り集った参拝者は心一つに「みかぐらうた」を唱和した。
おつとめの後、田中勇文本部員が神殿講話に立った。
冒頭、田中本部員は「おつとめ」について『稿本天理教教祖伝』などをもとに話を進めた。
その中で、「教祖は50年のひながたを通して、おつとめの完成を促された」と述べたうえで、おつとめこそ教祖の思召にお応えする行いであり、教祖からお教えいただいた私たちの信仰実践であると指摘。教祖140年祭へ向かう三年千日の年祭活動の中で、おつとめを勤めさせていただくことは、教祖にお応えする最も大切な道であると話した。
続いて、おつとめを勤める際の心構えとして、「親神様の御心に溶け込んで、澄みきった心で」「陽気に勇んで」「一手一つに合わせて」の三つの要点を挙げたうえで、教祖が50年かけてお教えくだされた世界たすけのためのおつとめを、心を定めて精いっぱい真剣に勤め、病む人にはおさづけを取り次ぎ、たすけ一条の歩みを進めさせていただきたいと語った。
最後に田中本部員は、年祭までの期間、各自が掲げる目標の実践に励み、当日には少しでも成人した姿を親神様・教祖にご覧いただき、ご安心いただき、お喜びいただけるよう努めさせていただこうと呼びかけ、講話を締めくくった。














