第5回「身近な人へ教えを伝える」 – つながりTalk Room
ようぼくが信仰生活を送るうえで感じる素朴な疑問や悩みについて、編集部が独自の調査を実施。このコーナーでは、さまざまな疑問や身近な悩みについて、読者モニターたちが自身の体験や考えを交えながら共に解決への糸口を探していく。第5回は、「身近な人へ教えを伝える」に関する疑問・悩みについて“つながりTalk”を紙上紹介する。
Q1 身近な人へどのように伝える?
戸別訪問や路傍講演など、見ず知らずの人ににをいがけをすることが正直、苦手です。そこで身近な人へのにをいがけを考えるのですが、皆さんはどのように身近な人へ教えを伝えていますか?
(40代男性)
【ANSER】
30年近く前、母親の身上を鮮やかにご守護いただいた信仰体験がある。にをいがけの際は、実体験に基づく信仰の喜びを、ありのままお伝えしている。
宮田敦彦(64歳・東川越分教会ようぼく・埼玉県川越市)
信仰初代のため、あなたの気持ちがよく分かります。私は、一番好きな「人たすけたらわが身たすかる」という教えを、未信仰の人にも分かるよう、自分の言葉に置き換えて伝えることを心がけています。
三宮奈穂子(41歳・久枝分教会ようぼく・高知県南国市)
『人間いきいき通信』や、にをいがけ用のリーフレットを手渡している。読んでくださるかは別として、定期的に手渡しを続けることが大切だと思う。
松村純(48歳・博門分教会長・福岡県北九州市)
教祖のひながたを心に置いて毎日を通っていれば、周りが「あの人は何か違う」と感じてくれるはず。日々の行いや態度で信頼を積み重ね、いざというとき頼られる存在になりましょう。
山田澄江(60歳・本房日分教会教人・埼玉県桶川市)
にをいがけの「にをい」は、その人から感じる雰囲気だと思います。良い匂いのする花に生き物が集まるのです。まずは自分が、どんな匂いを放つ人になるのかが肝心です。
生駒優子(53歳・名愛分教会ようぼく・名古屋市)
Q2 勧誘だと勘違いされるのが怖い
悩んでいる人の相談に乗ったりする機会はあるのですが、勧誘だと勘違いされるのが怖くて、お道の話ができません。皆さんは悩んでいる人と向き合う際、どのように教えのエッセンスを伝えていますか?
(50代女性)
【ANSER】
まずは話を聞き、相手がどうしたら勇めるのか、喜びを見つけられるのかを考える。相手の心が喜べる方向へ向けるように寄り添うことが、教えのエッセンスを伝えることに自然とつながると思います。
川田真紀子(47歳・玉島ロスアンゼルス出張所長夫人・アメリカ)
教えを伝える側の心の持ち方が大切。相手を「つなぎとめたい」などの感情が混じると、押しつけと受け取られてしまうこともある。親心のように、相手を「温かく包む」心の持ち方が大切だと思う。
水元公一(56歳・豪峰分教会教人・東京都大田区)
いま、職場の同僚から人間関係について相談を受けています。お道の教えを通じて、少しでもたすかってもらいたいと思い、「徳積み」や「ほこり」などの教えを、信仰を持たない人に理解しやすい言葉でお伝えしています。
西方敬子(52歳・東日分教会ようぼく・東京都江戸川区)
その人に一番伝えたいことをお道の言葉でズバリ言ってみてはどうでしょう。その人の心の向きが変わるよう「節から芽が出る」「互い立て合いたすけ合い」などの言葉を、折々に伝えてみては。
竹森純子(68歳・伊山分教会教人・津市)
ついつい教えを伝えたくなるが、相手の心に受け入れる準備ができていないときは、押しつけになってしまう。相手の立場に立って話を聞き、心の準備が整ったときに教えを伝えよう。
山本健児(55歳・神加分教会ようぼく・神戸市)
わたしのオシ面
9月14日号から10月12日号までの5週分の紙面の中から、読者の関心が高かったイチオシの記事をランキング形式で紹介する。
【1位】
特別企画 おたすけに生きた女性成人の歩みをたどる 上原さと[上]・[下](9月28日号4・5面/10月5日号4・5面)
時代は違っても、先人の足跡が示唆するところは大きく、感銘を受けた。今を生きる私たちこそ、学ぶべきところが多くあると感じた。(70代男性)
【2位】
おやのぬくみ――教祖ゆかりのもの・ところ お手製の振袖ににをいがけの心を拝する(9月28日号1面)
こかん様の美しいお姿を彷彿させ、清らかな本教の教えが香ってくるような気がしました。振袖を拝見させていただき、とても幸せです。(70代女性)
【3位】
連載企画 おやさとスケッチ 夏のおぢばの思い出(9月14日号4・5面)
親里の様子がきれいに描かれていて、西薗先生の素晴らしい人柄も伝わってくるように感じます。紙面を保管して、ときどき眺めています。(60代女性)
ほっこりトピック
卒業生が残したじゃがいも
豊崎規正(61歳・東浅草分教会教人・愛知県新城市)
私が勤める日本語学校では、地域交流の一環として農園で野菜作りをしている。
先日、54人の留学生と共に農園のじゃがいもを収穫した。畑の隅には「皆さんに会えなくて悲しいですが、じゃがいも、おいしく食べてください!」という日本語のメッセージを記した立て札が。
実は、このじゃがいもは今年3月に卒業した学生9人が卒業間近に植えたもの。コロナ禍の影響で入学が遅れ、会えなかった後輩たちへ、ささやかなエールを送ってくれたのだ。
小さなじゃがいもを手に取り、心優しい卒業生たちの飛躍を心から願った。