義母の過去の言動が許せない – 人生相談
Q.一緒に暮らす義母は、何かにつけて嫌味や小言を言う人でしたが、昨年、義父が出直してから急に弱々しくなりました。嫌味も言わなくなったのですが、義母の過去の言動が許せません。許す心を持つには、どうすればいいでしょうか。(50代女性)
A.最愛の旦那さんの出直しは、義母にとって、つらく悲しい出来事だったのでしょう。だからこそ、気の強い性格だった義母が、人が変わったように弱々しくなってしまったのだと思います。まずは、その深い悲しみに暮れている義母を思いやり、優しく寄り添ってください。
過去の言動を消すことはできませんが、義母とのこれからの関係を、陽気ぐらしへの道として築いていくことは可能です。おさしづに「親と成り子と成るは、いんねん事情から成りたもの。親を孝行せず、親という理忘れ、親に不孝すれば、今度の世は何になるとも分かり難ない/\」(明治40年4月9日)と教えられるように、陽気ぐらしには親孝行が大切なのです。
義母は、あなたの夫を育ててくれた大切な親であり、いんねんあって家族となった恩人でもあります。これからは、姑さんの良いところを見つめ、寛容と感謝の心で、夫と共に親孝行を心がけてください。ストレスが溜まることもあるでしょうが、そんなときこそ、親を立てるにはどうすればいいか、夫としっかり相談してみましょう。
そして、おつとめを通じて親神様に日々のお礼を申し上げ、家族の無事をお祈りしてください。また、教会へ足を運び、教友と信仰談議を重ねることも、陽気ぐらしへの道を歩む鍵となるでしょう。
回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長)