信心深め、頂上目指す – おやのことば・おやのこころ
2023年1月14日
おやのことば・おやのこころ 頂上は一つやけれども、登る道は幾筋もありますで。どの道通って来るのも同じやで。
『稿本天理教教祖伝逸話篇』108「登る道は幾筋も」
若者たちと話すと、自分も若返ったような気持ちになるから不思議です。叶えたい夢、実現したい目標……。そうした話を聴いているだけで、自然と心が弾んできます。
この年初めも、教会に寄り集った若者たちと語り合い、心身ともにフレッシュなひと時を過ごしました。
熱意あふれる面々がそろったのか、仕事の話も大いに盛り上がりました。自らの職業に誇りを持ち、その道を究めるために日々努力していることを、皆、生き生きとした表情で話してくれたのです。それぞれの分野の高みを目指して、志高く駆け上がろうとする彼らのひたむきな姿勢には、とても心動かされました。ふと頭をよぎったのが掲出のお言葉です。
教祖は、山登りに例えて、信心を深める大切さをお説きくださっています。持ち場立場によって、それぞれいま歩んでいる道は違うかもしれませんが、目指すは同じ頂上です。その高みに立ったとき、どんな素敵な景色を眺めることができるのでしょうか。ようぼくとしての誇りを胸に、成人への努力を日々重ねて、力強く道を切り拓いてもらいたいものです。
若い人たちと語らう中で活力が湧いてきたのでしょうか、いつもよりも心が前向きになっている自分がいます。足取りも軽く気分も爽やかです。やはり、いくつになっても“心の若さ”は必要です。今年も一年、若々しく、明るく陽気に歩ませていただきましょう。
(大西)