天理時報2024年7月17日号2面
2024年7月17日
【報恩感謝にあふれる真実の心 – おやのことば・おやのこころ】をやのめにかのふたものハにち/\にだん/\心いさむばかりや「おふでさき」十五号66アサガオ彩り豊かな夏野菜が旬を迎えています。トマト、ナス、ピーマン……。みずみずしい採れたての野菜を、今月も自教会の月次祭にたくさんお供えしてくださいました。米寿を過ぎたご婦人が神様に召し上がっていただきたいと、丹精込めて育てたものです。雨の日も風の日も畑へ出向き、日参して初物を届けるという日暮らしを、四半世紀も続けてくださっています。そのご婦人が最近、ふとした拍子に背中を痛めたことがありました。年齢も年齢だけに、しばらく自宅で大事をとってもらうように伝えたのですが、本人いわく、畑仕事と日参だけは休まず続けたいとのこと。おさづけの取り次ぎを受ける際も「どうか、これからも野菜のお供えを続けさせてください」と念じておられました。報恩感謝にあふれる真実の心は、をやの目に適う生き方に通じているのでしょう。掲出のお言葉通り、ご婦人の心は以前にも増して勇んでいるように映ります。「息子が野菜を運ぶのを手伝ってくれた」「きょうも参拝させていただけた」。口から出るのは明るく前向きな言葉ばかり。日々の神饌物も、そうした勇み心で運んでくださっているのでしょう。「このジャガイモ、初物やで」。夕方、ご婦人のはつらつとした声が参拝場に響きました。明日も旬の恵みをお供えさせていただけそうです。(大西)