天理時報2022年7月20日号3面
【長男の急死が受け入れられない – 人生相談】Q. 新築した家で幸せいっぱいの毎日を送っていた51歳の息子が先日、急死しました。私たち夫婦は、若いころ入信し、現在まで神一条の心で通ってきたつもりですが、息子の死がどうしても受け入れられません。どう心を治めればよいのでしょうか。(80代男性)A. 息子さんの出直しを心よりお悔やみ申します。すべて順調で幸せな日々を送るなか、働き盛りの年齢で突然に出直されたことは、大変なショックでしょう。あなたが受け入れ難いのは当然のことと思います。私たちがこの世に生まれるのも出直すのも、親神様のご守護によるのですから、その親心を計りかねるところにも大きな苦しみがあるのかもしれません。誰もが、かりものである体を、いずれお返しして出直しますが、それがいつのことか分かりません。私たちは「親神様は決して悪いようにはなさらないのだ」と、信じて凭れるしかありません。このたびのことは、あなたに与えられた大切な節でもあります。いま、いろいろと思われること、これまでの信仰の中から、いずれ深い気づきを得られることと思います。きっと節から芽が出るご守護を頂けると思います。優秀な息子さんには、次の時代にも活躍の場が待っているのだと思います。ご縁のあるところに生まれてくるのですから、この世でまた会える日が必ずあります。あらためて、『稿本天理教教祖伝』第七章「ふしから芽が出る」をお読みください。いまこそ教祖ひながたを見つめ、親神様の思召に沿いきることが大切だと思います。回答者:西村和久 (一筋分教会長「憩の家」事情部教師), 【創立130周年記念祭 – 本部直属名張分教会】本部直属名張分教会(中森昌昭会長・三重県名張市)は6月5日、創立130周年記念祭を執り行った。同教会では、記念祭に向けて「日々の暮らしの中で教えを実践し、信仰の喜びを周りに映そう」を日々の成人指針に掲げ、歩みを進めてきた。当日は、感染症対策として、おつとめ奉仕者および教会の代表者のみで祭典を勤めた。祭典では、真柱様のメッセージを、教会世話人の東井光則本部員が代読。その後、おつとめを陽気に勤めた。東井本部員の祝辞に続いて、あいさつに立った中森会長は、教会の元一日を思い起こし、「どんなことに遭遇しても不足に受け取るのではなく、親神様・教祖をお慕い申し、教祖のお言葉を噛みしめながら、日々誠真実の心で歩ませていただきたい」と今後の決意を述べた。なお6月25日には、記念祭に参拝できなかったようぼく・信者もおぢばに寄り集い、130周年の御礼を込めて本部神殿で参拝。また、天理市民会館で催された記念行事では、同教会のこれまでの歩みをまとめたビデオを上映した。(名張分・濱田社友), 【「Webみちの動き」2022年(上半期)本紙QRコードから無料公開 – 道友社】道友社は現在、従来販売してきたDVD「みちの動き」に替えて、「Webみちの動き」と題するウェブ動画を本紙QRコードを通じて無料公開している。「みちの動き」は、教内の主要な出来事の記録映像をまとめたもの。2022年上半期の「Webみちの動き」では、計17本の行事やイベントの様子を収めたショートムービーが時系列で紹介されている。今年1月26日に勤められた「春季大祭」をはじめ、3年ぶりに実施された「学生生徒修養会・大学の部」と「春の学生おぢばがえり」、224回目のご誕生日を寿ぐ「教祖誕生祭」、提唱90周年を迎えた「全教一斉ひのきしんデー」など、今年の上半期の主な道の動きを振り返る内容となっている。◇動画は下記URLからのみ視聴できる。また、動画をダウンロードして、教会行事などの際に活用することもできる。視聴時間は約30分。ダウンロードサイズは約3.4GB。Webみちの動きhttps://doyusha.jp/michinougoki, 【「水気上げ下げ」の海中の守護 – 視点】日本近海には対馬海流、黒潮などの海流がある。世界の海洋でも、赤道付近で発生する暖流と、極域で発生する寒流の2種類があることが知られている。そして、もう一つ「深層海流」というものがある。深層海流は、北大西洋のグリーンランド沖付近で発生する。海水は、水温が低く、塩分濃度が高いほど重いので、同沖付近では煙突型の水流となって沈み込み、海底深くを南下する。毎秒10センチほどの遅い流れで、北大西洋から南極海へ、そこからインド洋や南太平洋、北太平洋などを経て赤道付近で表層海流となり、再びアフリカ大陸最南端の海洋を北上し、グリーンランド沖で再び深層へ沈み込むという。深層海流は、1,000年から2,000年という長い時間をかけて世界の海を周回する。この大循環により、極域の冷たい海水が低緯度へ、低緯度域の暖かい海水が極域へと運ばれ、極端な寒暖差を抑える”地球規模のエアコン”の働きを担っているといわれている。深層海流には謎が多く、海流が赤道付近で上昇するためのエネルギーの一つに、潮の満ち引き、つまり引力が関係しているとされる。地球全体に影響を与える、この不思議な海流の仕組みに思いを巡らせるとき、親神様のお働きによって、人間が住みやすい環境が整えられていることに、あらためて深い感銘を覚える。十全の守護のうち「世界では水気上げ下げの守護の理」と教えていただく「くもよみのみこと」については、地上と空の間の水気上げ下げのみならず、地球表面の7割を占める海の中でも、海流が上昇・下降するご守護を下さっているのであろう。私たち人間は、まさに親の懐住まいをして生かされているのだ。十全の守護は、体内と世界に分けて説かれる。大恩を知り、報恩感謝の行いへとつなげるためにも、いま一度、十全の守護の説き分けの深さを味わい直したい。(永尾)