天理時報2022年5月4日号3面
【世話人変更】湖東大教会前川治夫飾東大教会飯降力東本大教会中田善亮西陣大教会吉川万寿彦社大教会山本忠治名古屋大教会増野正俊西大教会井筒梅夫夕張大教会松田理治上町分教会春野宗則岸部分教会飯降力満洲分教会西浦忠一天御津分教会木村成人大和天誠分教会春野宗則立教185年4月26日内統領室, 【立教185年4月月次祭 – 新緑潤うなか】神苑周辺のツツジが見ごろを迎えるなか、本部神殿へ向かう参拝者たち(4月26日)教会本部の4月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。大亮様は祭文の中で、日夜絶え間なきご守護のもと、成人の歩みを恙なく結構にお連れ通りくださる親神様のご慈愛に御礼申し上げられた。さらに、4月29日に実施される「全教一斉ひのきしんデー」には、親神様の十全のご守護に生かされている喜びを胸に、勇み心いっぱいにひのきしんに励ませていただきたいと述べたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、どのような中でも親神様より日々頂くご守護への感謝を忘れず、日ごろからひのきしんを実践し、にをいがけ、おたすけに邁進させていただく決心でございます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。朝から厚い雲に覆われたこの日の親里。時折ぱらつく雨で神苑一帯の新緑が潤うなか、参拝者は一心に「みかぐらうた」を唱和した。おつとめの後、西田伊太郎・本部員が神殿講話に立った。西田本部員は講話の中で、中山正善・二代真柱様が提唱された「ようぼくの三信条」の一つ「ひのきしんの態度」に言及。私たちは親神様から体を借りて、日々常々、絶えざる十全のご守護を頂戴して生きているとして、そのご恩に報いる感謝の心や喜びから行動として表れるのがひのきしんであると話した。そのうえで、ひのきしんに決まった形態や内容はなく、いつでもどこでも行える「神恩報謝の思いからの一人ひとりの実践である」と語った。最後に西田本部員は、4月29日のひのきしんデーに向けて、「一人ひとりができることを実践し、地域社会に喜びの種を蒔かせていただきたい」と述べ、講話を締めくくった。, 【夢を追う一人息子を応援できない – 人生相談】Q. 今春、大学を出た一人息子が、舞台俳優になる夢を叶えるため、家を出ていきました。かねて反対していた私は、わだかまりを抱えたまま送り出してしまい、いまも応援する気になれません。これから息子と、どう接していけばいいでしょうか。(50代男性)A. 夢があって、その実現に向けて努力できるのは素晴らしいことです。また、家を出て一人暮らしができるのは頼もしいことでもありますね。誰にでもたやすくできることではありません。私たちは、現状をつい当たり前だと思ってしまいがちですが、「大学まで行かせたのに」とか、「親の言うことを聞かないのが許せない」など、夢を否定して反対する前に、いま息子さんに与えられている健康と成長の姿を喜び、感謝することがまず大切でしょう。しかし、あなたの反対はいいことだと私は思います。夢を追いかけるのが自由であるならば、それに反対するのも自由です。それぞれの人生であり、心は自由に使えるものだからです。反対するのなら、とことん反対するのも一つだと思います。親に反対されたから諦める程度の夢なら、最初から追わないほうがいいでしょう。「よくぞ反対してくれた」と、後々感謝されるかもしれません。また、親の反対を押しきってまで夢を追いかけて成功したら、「おめでとう、よく頑張ったね」と褒めればいいのです。失敗しても、本人が自分で納得して決めたのだから、次に生きる貴重な経験となるでしょう。息子さんの変わらぬ健康と今後の活躍を、ご夫婦で親神様・教祖にお願いしてください。回答者:西村和久(一筋分教会長・「憩の家」事情部教師), 【ヤングケアラーへの支援 – 視点】近年、社会的な課題となっていることの一つにヤングケアラーへの支援がある。ヤングケアラーとは、ケアを要する人が家族にいる場合に、本来は大人が担う家族の世話や介護などを行っている18歳未満の子供のこと。国の実態調査によれば、小学6年生の6.5%、中学2年生の5.7%が家族の世話をしている。病気の親の介護や、親に代わって家事や育児をするなど、年齢に不釣り合いな重いケア負担は、子供が享受すべき教育や同世代の子供との交流の機会を奪い、のちの人生に悪影響を及ぼす恐れもある。これは家庭内のプライベートな問題であり、本人や家族に自覚がないことも多く、支援が必要だとしても表面化しにくいという。そこで、周囲の大人がヤングケアラーへの意識を高め、必要な支援につながる態勢を整えることが急務である。特に小学生には、周囲の大人がその子の様子の変化や抱えているケアのつらさに気づき、声をかけることが重要になる。他国に先駆けて支援を行っているイギリスでは、ヤングケアラーが集う場を地域が提供している。そこでは、自分が好きなゲームをしたり、スタッフが企画するワークショップに参加したりしながら、日ごろ抱えるケアの問題について話し合うこともある。時にはキャンプなどにも出かけ、同世代の子供と楽しい時間を共有し、経験を広げることもできる。こうした活動を通じて、信頼できる大人や共感できる同世代との出会いが精神的サポートにつながる(澁谷智子著『ヤングケアラー』)。コロナ下で活動が制限されているとはいえ、お道の教会には、教えを芯に据えた少年会活動をはじめ、こども食堂など、地域の子供が集う機会と場所がある。こうした活動は、子供のわずかな異変に気づくきっかけにもなる。そこにヤングケアラーという視点を踏まえて子供を見守ることができれば、支援を必要としていても、気づかれにくい多くの子供たちのおたすけにつながるだろう。(三濱)